2004-06-01から1ヶ月間の記事一覧

2004年読了冊数:56冊

貫井徳朗 『神のふたつの貌』

帯の文章を読んで、途中まで読んだところで「もしや…」と展開そのものは読めたのですが、面白かったです。 構成の上手さですね。 キリスト教における神の沈黙と、沈黙を続ける神との対話というテーマの解釈もとても面白かったです。 ただ、解説の「神のロジ…

更新状況

ちなみに昨日の更新はすっかりギリギリまで忘れていて駆け込み更新でギリギリ1週間1更新を維持。 夜帰ってきたのが11時近かった時点で「もう駄目だ」と一瞬諦めましたが、慌てて途中まで書いてあった『虚無への供物』をUP。 文章とかそのうち見直さないと…

購入

小路幸也 『高く遠く空へ歌ううた』 講談社 辻村深月 『冷たい校舎の時は止まる (上)』 講談社ノベルズ 麻耶雄嵩 『名探偵木更津悠也』 光文社カッパノベルズ読書も進んでいないのにまた買っています。 『冷たい校舎の時は止まる (上)』は第31回メフィ…

2004年読了冊数:55冊

中井英夫 『虚無への供物 上/下』

エライ時間をかけてしまいましたがようやく読了。 なるほど、これがアンチミステリと言われる所以ですかと納得ですね。 以前別の小説で、「犯罪が起こるから探偵がいるのか、探偵がいるから犯罪が起こるのか」といったような台詞を読んだ記憶がありますが、…

2004年読了冊数:53冊

三津田信三 『シェルター 週末の殺人』

やっぱり作家・三津田信三モノですね。 ただ今回はホラー色が他作品に比べて薄いですね。個人的にはあの濃密な空気と言うのが好きなので、少々物足りなかったですけれども。内容は核シェルターモノだけあって、これでもかと密室なんかが使われていますけれど…