2004-08-01から1ヶ月間の記事一覧

2004年読了冊数:67冊

西澤保彦 『方舟は冬の国へ』

西澤作品にしては異色なほど、読んでいて痛い部分の無い作品でした。 ひと夏の不思議な体験…とでも言うのでしょうか。 基本構造はSF、日常の謎系統のものをスパイス的に入れ、ラブストーリーであり、擬似家族の心の交流ものであり、といった感じです。 さら…

2004年読了冊数:66冊

高田祟史 『QED〜ventus〜鎌倉の闇』

鎌倉という場所は、私も何度も行っている場所で比較的良く知っているところだったので、今回すんなり話に入れました。 その反面、歴史の謎解きは特に目新しいものがあったわけではなく、内容的にもこれまでのQEDシリーズで解いてきたものの上に乗っかってい…

□購入□

加賀美雅之 『監獄島(上)(下)』 光文社カッパノベルズ 西澤保彦 『方舟は冬の国へ』 〃 また読んでもいないのに買ってしまいました。 今月は更新もなかなか出来ず、メタメタです。 とりあえず、9月は暗黒館も出ることですし(限定版予約しちゃいました…

2004年読了冊数:65冊

辻村深月 『冷たい校舎の時は止まる(上)(中)(下)』

三冊ようやく読了。 ミステリ風味の学園ホラーといった雰囲気でしょうか。雪の降りしきる学校の中に閉じ込められた8人の登場人物たち、そして彼らが忘れてしまったのは2ヶ月前に屋上から飛び降りて自殺してしまったクラスメート。 その空間の中では自覚を…

購入

殊能将之 『キマイラの新しい城』 講談社ノベルズ 高田祟史 『QED〜ventus〜鎌倉の闇』 〃 辻村深月 『冷たい校舎の時は止まる(下)』 〃 相変わらず積む一方です。 『冷たい校舎の〜』はこれで上中下と揃ったので読み始めることにします、とりあえず。…

2004年読了冊数:62冊

伊坂幸太郎 『グラスホッパー』

内容を読むと、タイトルが秀逸ですねぇ。 何となく痛快さのようなものが無くて、ずっと嫌な気持ちになる人物描写とかが多かったのですが、「嫌な人間」をあれだけ露骨に描けるというのも上手さなんでしょうね。それでも最後の読後感はやっぱりいいです。 た…