2004-01-01から1年間の記事一覧

2004年読了冊数:74冊

アガサ・クリスティ 『動く指』

積読本を1冊消化。 ミス・マープル物というよりは、クリスティお得意のロマンスとサスペンスをいい配分で合わせた作品といった印象の1冊。 物語の語り手である主人公のジェリー・バートンとその妹のジョアナは勿論、ナッシュ警視や村の人々など、やはり愛…

2004年読了冊数:73冊

ポール・アルテ 『赤い霧』

読み出したらサクサク読めてしまいますね。 前半、ブラック・フィールドで繰り広げられる事件は面白かったです。ただ半分あたりで事件の解決が見えてきた時「あれ?」と思ったのですが、あそこでもう一回ひっくり返ってあのままの展開で行ったほうが個人的に…

日記レンタル

ところで、はてな導入前から使っていた日記のレンタルサービスが終了するとのことで。 今日から3日ほど留守にするので、その間に使えなくなっていたら寂しいですが、そうなったら次回からこちらに完全移行します。

購入

アガサ・クリスティ 『運命の裏木戸』 ハヤカワ文庫 森 博嗣 『スカイ・クロラ』 中公文庫この週末はアルテを読み終えるはずだったのですが、遊び呆けていたので買い物をしただけで終わっています。 クリスティはトミー&タペンスのシリーズですね。いつの間…

2004年読了冊数:72冊

ポール・アルテ 『赤い霧』 ハヤカワ書房

ポケミスは発売されていても見逃すことが多いです。 出ていることをネットで知って、ようやく昨日買って来ました。

法月綸太郎 『生首に聞いてみろ』

久々に骨太なものを楽しんだ、という感じですね。 技巧を凝らした鮮やかさだけではなく、どっしりとした上質なミステリだなと思いました。 ちょっと今右目の調子が悪いので、詳細な感想はそのうち更新する時にでも。

2004年読了冊数:71冊

綾辻行人 『暗黒館の殺人 下』(愛蔵版)

ようやく読み終わりました。 とにかく長かったのひと言です。 最後の最後まで、江南の出番が少ないとか、いつになったら鹿谷は出てくるのかとか、ある種のフラストレーションがありましたけれども。 上巻の時からもしかしてこれは…とぼんやりと警戒していた…

2004年読了冊数:70冊

法月綸太郎 『生首に聞いてみろ』 角川書店

久し振りですねぇ。 楽しみな1冊ですが、まずは暗黒館。 評判はかなり良さ気ですので、今から期待大です。

綾辻行人 『暗黒館の殺人 上』

ようやく上巻を読み終えました。 愛蔵版なので、ハードカバー仕様で重たかったのが時間のかかった原因のひとつです。 それにしてもここまで長かったですね。 下巻では加速するのでしょうか。 いくつか気になる伏線は拾っているのですが、またゆっくりと読み…

綾辻行人 『暗黒館の殺人』 講談社 (愛蔵版)

・・・・予約注文してしまいました、つい。 昨日本屋から連絡が来て、本日取りに行って参りました。真っ黒な装丁ですね。問題はハードカバー仕様なので、持ち歩きが不便なことでしょうか…まぁ、ノベルズも持ち歩くにはちょっと…という厚さですからねぇ。 こ…

2004年読了冊数:69冊

麻耶雄嵩 『蛍』

丁寧に読んでいないと分かりにくい箇所があって、やられた!と久々に思った作品でした。途中まで何となく入り込めない違和感があるのですが、その違和感すらも仕掛けの一部なんですよね。 麻耶作品の中では比較的ストレートに勝負していて、それでいてミステ…

2004年読了冊数:68冊

恩田陸 『夜のピクニック』

やっぱり恩田陸の描く思春期の少年少女というのはいいですね。 どこか張り詰めたものがあって、だからこそ綺麗な感じがします。物語は学校行事の「歩行祭」で、ただただクラスメート達とだらだらと歩くだけの話なのですが、一種のロードムービーでしょうか。…

購入

ローリー・キング 『シャーロック・ホームズの愛弟子 エルサレムへの道』 集英社文庫 麻耶雄嵩 『蛍』 幻冬舎 相変わらず読まずに積んでいます。 月末には暗黒館も届く予定なので、少し消化しないと…。 「シャーロック・ホームズの愛弟子」シリーズは、第1…

2004年読了冊数:67冊

西澤保彦 『方舟は冬の国へ』

西澤作品にしては異色なほど、読んでいて痛い部分の無い作品でした。 ひと夏の不思議な体験…とでも言うのでしょうか。 基本構造はSF、日常の謎系統のものをスパイス的に入れ、ラブストーリーであり、擬似家族の心の交流ものであり、といった感じです。 さら…

2004年読了冊数:66冊

高田祟史 『QED〜ventus〜鎌倉の闇』

鎌倉という場所は、私も何度も行っている場所で比較的良く知っているところだったので、今回すんなり話に入れました。 その反面、歴史の謎解きは特に目新しいものがあったわけではなく、内容的にもこれまでのQEDシリーズで解いてきたものの上に乗っかってい…

□購入□

加賀美雅之 『監獄島(上)(下)』 光文社カッパノベルズ 西澤保彦 『方舟は冬の国へ』 〃 また読んでもいないのに買ってしまいました。 今月は更新もなかなか出来ず、メタメタです。 とりあえず、9月は暗黒館も出ることですし(限定版予約しちゃいました…

2004年読了冊数:65冊

辻村深月 『冷たい校舎の時は止まる(上)(中)(下)』

三冊ようやく読了。 ミステリ風味の学園ホラーといった雰囲気でしょうか。雪の降りしきる学校の中に閉じ込められた8人の登場人物たち、そして彼らが忘れてしまったのは2ヶ月前に屋上から飛び降りて自殺してしまったクラスメート。 その空間の中では自覚を…

購入

殊能将之 『キマイラの新しい城』 講談社ノベルズ 高田祟史 『QED〜ventus〜鎌倉の闇』 〃 辻村深月 『冷たい校舎の時は止まる(下)』 〃 相変わらず積む一方です。 『冷たい校舎の〜』はこれで上中下と揃ったので読み始めることにします、とりあえず。…

2004年読了冊数:62冊

伊坂幸太郎 『グラスホッパー』

内容を読むと、タイトルが秀逸ですねぇ。 何となく痛快さのようなものが無くて、ずっと嫌な気持ちになる人物描写とかが多かったのですが、「嫌な人間」をあれだけ露骨に描けるというのも上手さなんでしょうね。それでも最後の読後感はやっぱりいいです。 た…