2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧
8月の読了は今年に入って一番少ない9冊。 暑さもそろそろ一段落でしょうし、少しは体力も戻ってきつつあるので、来月はもう少し読書ペースが上がるといいなと思います。
米澤穂信 『インシテミル』 文芸春秋
ロンドンの主要地下鉄で、イスラム原理仕儀者によるテロが行われ、多くの死傷者が出ます。イギリス秘密情報局の主席特務官であるタラ・チェイスは、政府の命令によりこのテロの首謀者である人物を暗殺するために中東に潜入を果たします。ですが、この任務に…
読んだのは借り物なので積読は変化なし。 刊行から20年以上経っている作品ですが、思ったほど古臭くは思いませんでした。 後を引かずさらっと読めますし、病院通いや入院中、もしかしてこの手のを纏め読みすれば良かったのかも…。
18歳になり、大学受験・高校卒業を控えた泉の前に突然現れた神埼という刑事が、身に覚えの無い容疑で無理矢理警察へと泉を連行していきます。「目高組組長、星泉」と名乗って恐喝を繰り返している少女がいるということで、現在は足を洗ったとは言え、神崎は…
父を不慮の事故で亡くしたばかりの泉は、十七歳の女子高生にして、組員僅か四人とはいえ、零細ヤクザの組長になってしまいます。その上父親と一緒に住んでいたマンションには、父の愛人だったマユミという謎の女性までが住み込み、さらには死んだ父が実は麻…
前回から少し間が開いていますが、その間にチラホラ上記のような本は買っていました。 アルファベット荘はどうやら絶版なんでしょうか。とりあえず何ヶ月振りかに行ったブックオフで目に付いたので購入。持ち歩いて読むには表紙の絵が若干恥ずかしかったりす…
北山猛邦 『アルファベット荘殺人事件』 白泉社My文庫 霧舎巧 『新本格もどき』 光文社カッパノベルズ パーネル・ホール 『絞殺魔に会いたい』 ハヤカワ文庫
『九段坂の春』 九段坂にある中学生に火曜鴨志田翔一は、たまたま一緒になったクラスメイトの桑原崇と別れた直後、千鳥が淵の桜の木の下で、桜の花びらを握り締めて死んだ男の最後に立ち会ってしまいます。そして変わり者の崇は、民族学にやたらと詳しい理科…
先週は暑かったので本も読めず。 週末に入って涼しくなったので、ようやく。
現在CMで使用されている曲ですが、当初は発売予定が無かったそうで。 Swing out sister の新曲としては随分と何年ぶりかのリリースですが、これまでのイメージとはガラリと変わって攻撃的な曲調。Swing out sisterっぽくない感じもしますが、この路線でニュ…
アリス・キンバリー 『ミステリ書店3 幽霊探偵とポーの呪い』 ランダムハウス講談社
女刑事のジャッキー・カミンスキーは、老女の家に起こった家宅侵入と、その周囲に送られたペンタグラムの描かれた脅迫状の事件を捜査します。オカルト趣味にのめりこんでいるどこか薄気味悪い少女、離婚した妻と夫など、それぞれに事情がありげな関係者を調…
フェレットの飼育が禁止されている州があるというのは知りませんでした。 野生化すると既存の生態系に影響を与えるからだそうですが、聞けばナルホドというところ。
無実の罪を晴らしはしたものの、いったん剥奪された弁護士資格を再取得するための試験を間近に控えているケンドラは、急場しのぎではじめたペットシッターも軌道に乗っていましたが、芸能人のシャーロットに貸している家で、州法で飼育が禁止されているフェ…
『トリプルプレイ〜』は非常に薄かったので、即日読了。
高田崇史 『QED〜flumen〜 九段坂の恋』 講談社ノベルス 西尾維新 『トリプルプレイ助悪郎』 講談社ノベルス リンダ・O・ジョンストン 『いたずらフェレットは容疑者』 ランダムハウス講談社
五年前に失踪した流行作家、髑髏畑百足の最後の作品を盗みに行くという予告状が、百足の長女である一葉のもとに届きます。そしてその予告上の末尾にあった署名には、かつて世間を騒がせた怪盗、一度盗みに入れば三人殺す"トリプルプレイ・スケアクロウ(三重…
術後1ヶ月の診察してきました。 少しずつ筋力も戻っていますが、長期間動けずにいたので筋が固くなっているようで。 ハムストリングス筋の部分のストレッチ、頑張ります。
雑誌で怪奇スポットの特集記事を担当することになった稲口は、首と胴体を切り離されても尚、首を求めて胴体が彷徨い、鳴き声を発したという「首鳴き鬼」の伝説が残る頚木島へと向かいます。稲口は、頚木島へ行くにあたり、学生時代に恋心を抱いていて、偶然…
やはり読書のペースは著しく落ちています。 それだけ動き回れるようになって、日常生活をこなせるようになってきたということで。 来週はまた術後1ヶ月の診察で病院なので、持って行ける手頃な文庫でもそろそろ物色したいところ。
石崎幸二 『首鳴き鬼の島』 東京創元社 何だかんだ言ってこの人の本は全部読んでいる気がしますが、新刊は随分久しぶり。
目を離すと何しでかすか分からず、手の付けられない乱暴で腕白な子供だと周囲に思われていたシンは、父親の転勤で東京から九州の社宅へを引っ越します。そこで仲間になった子供たちの中に「パック」と呼ばれる子がいますが、パックは社宅の子供たちの間の重…