2008-01-01から1年間の記事一覧

2008年読了冊数:132 積読:0

12月は14冊。 積読もいったんリセットしてしまったので、元旦からまた新たに積んで読み始めようと思います。

 真梨幸子 『クロク、ヌレ!』

画家だった義弟の彰夫を彼の生前は毛嫌いしていた久仁絵が、病気をしてから急に彰夫の遺作を集めることに執念を燃やし始めるのを娘の彰子は困惑しながも仕方なく協力せざるを得なくなります。ですが、著名な作家のジョー・コモリの死後、この有名作家の不遇…

 ジェフリー・ディーヴァー 『ボーン・コレクター 上/下』

ニューヨークに到着した男女がタクシーでさらわれ、まずは男性が薬指の肉を削ぎ落とされた状態で生き埋めにされるという、残忍な遺体となって発見されます。この事件を受け、NY市警は、事故で半身不随になり首から下は指しか動かすことの出来ず、ひたすら…

2008年読了冊数:129 積読:3

読む物がなくなって慌てて3冊買ってきました。 ボーン・コレクターは映画で何度か見ているのでこれまで読んでいませんでしたが、このシリーズも何作も出ていることですし、この年末年始に手を出そうかと。

 3冊

真梨幸子 『クロク、ヌレ!』 講談社 ジェフリー・ディーヴァー 『ボーン・コレクター 上/下』 文春文庫

 ローズマリー・マーティン 『べべ・ベネット、死体を発見』

田舎からニューヨークに出て来て、大手レコード会社で秘書の職を得たべべ・ベネットは、ルームメイトであるスチュワーデスのダーリーンと一緒に、ロックバンドのメンバーとデートを楽しむことになります。ですが、中々来ない相手に焦れてホテルの部屋まで迎…

2008年読了冊数:128 積読:1

今年の読書が少ないのは、もしかすると積んでいるものが少ないせいではないかとふと気付く年末。 DVDはまだ見る時間がありません。。。

 真梨幸子 『殺人鬼フジコの衝動』

小学5年生の時、一家惨殺事件からただ一人生き残って叔母の家に引き取られることになった藤子は、母親のようにはならず、自分の人生を上向きにするために必死に生きていこうとします。経済的にも恵まれず、容姿にも優れず、学業もとりたてて良くない、そん…

2008年読了冊数:127 積読:2

今年も残り10日。 150冊までも届かないなぁと。

 小路幸也 『残される者たちへ』

廃校になってしまった小学校の同窓会の葉書が届き、準一は当時住んでいた団地の思い出をよみがえらせます。ですが出席した同窓会で、準一は同じクラスでしかも団地でも近所に住んでいたという押田という親友が、自身の記憶の中には存在しないことに愕然とし…

2008年読了冊数:126 積読:3

ApocalypticaはライブDVDも衝動買いしてますが、そちらはまだ時間がなくて見ていないのでまた次に。

 2冊

小路幸也 『残される者たちへ』 小学館 真梨幸子 『殺人鬼フジコの衝動』 徳間書店 ローズマリー・マーティン 『べべ・ベネット、死体を発見』 創元推理文庫

  "Amplified: A Decade of Reinventing the Cello" Apocalyptica (2006)

Apocalypticaのベスト的な2枚組アルバム。こちらも日本国内では未発売。(国内盤では独自のベスト盤があるようで) Disk1はメタリカのカバーを行なっていた初期のものを中心とした全15曲。 もともとはシベリウス音楽院に在学していたチェリスト4人の初期メ…

 "APOCALYPTICA" Apocalyptica(2005)

チェリスト3人+ドラムというフィンランドのプログレメタルバンド、Apocalypticaの5thアルバム。 2曲目のQuutamoは、ゴシックメタルバンドのNightwishのライブとともにヘルシンキで開催された世界陸上のオープニングアクトで演奏された曲(日本での放映は…

 乙一 『GOTH モリノヨル』

少女を殺しその姿を写真に収めることに欲求を抱くカメラマンは、かつて彼が死体を遺棄したその場所で、森野と名乗るセーラー服の少女に出会います。少女の死体が横たわったその場所での「記念撮影」を求める森野の、死体となった姿を写真に収めたいという欲…

 アーロン・エルキンズ 『呪い!』

かつて出土した絵文書とともに発掘チームのリーダーだった男が行方をくらますという事件によって、発掘は中止、遺跡は閉鎖されていたマヤのトラロック遺跡での再調査がようやく許可されたという報せが、形質人類学者のギデオン・オリヴァーのもとに舞い込み…

2008年読了冊数:124 積読:1

来月ポール・アルテが出るんですか? 何だか夏に出るイメージがあったのですが。

 北山猛邦 『踊るジョーカー』

散乱するトランプの散らばる密室で、今まさに息絶えようとする被害者を刺したのは誰か。資産家の屋敷で、大した価値もないアナログ時計ばかりが盗まれる謎。死の寸前に金庫のナンバーをダイイング・メッセージに残したと思われる被害者の撮ったポラロイド写…

2008年読了冊数:123 積読:2

 1冊

アーロン・エルキンズ 『呪い!』 ハヤカワ文庫

 蒼井上鷹 『最初に探偵が死んだ』

名探偵の笛木に依頼をしてきたのは、最近作品が映画化されて話題となった作家の養子として育ち、自身も四人の養子を育て上げた内野宗也でした。内野は、義父から受け継いだ莫大な遺産を、妻と養子の間で分配する遺言状を作成していましたが、新たに二人の養…

2008年読了冊数:122 積読:2

 若竹七海 『プラスマイナスゼロ』

葉崎山高校に通う、見るからに不良の成績最低極悪腕力娘のユーリと、見るからにお嬢様の成績優秀品行方正のテンコ、そして全てが全国平均というミサキの三人が出遭う事件を集めた短編集。この世のものとも思われぬほどの運の悪さを誇るテンコが死体を見つけ…

2008年読了冊数:121 積読:3

ああ年賀状はじめなきゃ…という時期。

 『七つの死者の囁き』 有栖川有栖川 道尾秀介 石田衣良 鈴木光司 吉来駿作 小路幸也 恒川光太郎

有栖川有栖『幻の娘』 殺人の容疑で取調べを受ける男が、アリバイとして言い出したのは、迷い込んだ住宅地で庭に落ちた帽子を拾う際に声をかけたという美少女でした。ですがこのアリバイを証言するはずの美少女と思わしき人間は、十年も前に死んでいるのだと…

2008年読了冊数:120 積読:4

他にも何か買おうと思っていた本があったような気が…。

 4冊

蒼井上鷹 『最初に探偵が死んだ』 実業日本社ジョイ・ノベルズ 北山猛邦 『踊るジョーカー 名探偵音野順の事件簿』 東京創元社 若竹七海 『プラスマイナスゼロ』 JIVE 有栖川有栖川 他 『七つの死者の囁き』 新潮文庫

 恒川光太郎 『草祭』

■クラスメイトの椎野春が失踪し、その父親から春の居場所の心当たりを尋ねられた雄也は、小学生の頃に春と二人で迷い込んだことのある「けものはら」のことを思い出します(『けものはら』)。 ■屋根から突然現れた少年タカヒロに会った美和は、幾度か彼に会…

2008年読了冊数:119 積読:1

12月の読了は10冊。読書メーターのまとめによると3092ページ。 もう残り1ヶ月で見つかるとも思わないので、ずっと行方不明の深水黎一郎『トスカの接吻』は無かったことに…。 出て来たら改めてということで。

 桜庭一樹 『ファミリーポートレイト』

母親のために生まれた、マコの娘コマコ。五歳の時、「コーエー」と呼ばれる住宅から、「コマコ、逃げるわよ」と言われて始まった二人の旅は、コマコが十四歳になるまで続きます。その旅の中で撮った、マコとコマコの何枚かの「ファミリーポートレイト」を胸…