2008-01-01から1年間の記事一覧
ぼちぼち本も買って読んでましたが、色々とばたばたしていて記事に書き起こす気力がゼロでした。
桜庭一樹 『ファミリーポートレイト』 講談社 恒川光太郎 『草祭』 新潮社
ローク・インダストリーズで働く、かつてはシークレットサービスで大統領を警護したこともある女性が、夫と彼女の親友だった女性の浮気を知り、二人に鉄槌を下す為にその現場に武器を持って乗り込みます。ですが彼女が発見したのは、ベッドの中で血塗れにな…
上流家庭の子女たちと、その家に雇われる少女たちの暗く歪んだ関係性を軸にして描かれる連作短編集。 丹山家のお嬢様の世話係として引き取られた少女夕日の、聡明な吹子お嬢様に心酔する暗い想いを綴った手記からはじまる、『身内に不幸がありまして』。六綱…
本屋は通ったものの、今ひとつ購買意欲に駆られなかったのが困ったもの。気が付けば読む物がなかったり。 CD2枚とDVD1枚は注文済み。どうやらまた、そのうちの1枚が取り寄せが大変なようで。
厚生労働省の白鳥から医療事故調査委員会に招かれた医師の田口は、その委員会の場で厚生労働省の政策と医療の現場のあまりにもかけ離れた姿を目にします。法医学と病理学の対立、司法と医療の対立など、さまざまなものが厚生労働省の歪んだ医療政策に端を発…
大切な話があるからと、何十年も会っていないような親族までをも館に呼び集めた老富豪が、モン・サン・ミッシェルで満潮に飲み込まれて命を落とします。その数日後、館の地下から古い白骨が発見され、ちょうど学会に出席するためにフランスを訪れていた、骨…
海堂尊 『イノセント・ゲリラの祝祭』 宝島社
1年以内に子供が出来なければ別れるという"ルール"によって離婚目前の妻が実家に帰省中、愛人と家で過ごした夫が死体で発見されます。夫を死に至らしめられた毒は、彼が飲んだコーヒーに入っていたことが分かりますが、その日の朝には同じコーヒーを愛人の…
今月中に見つからなければ、行方不明の積読本はいったん無かったことにしてリセットしてしまおうかと思い始めています。 今まさに着たい革のジャケットも行方不明だし、何かと探し物が多い今日この頃。
親戚の結婚式のついでの取材で仏像の工房を訪れた作家の道尾は、二十年前に失踪したという若い仏師の造った千手観音の迫力の中に「鬼」を見ます。そしてその晩、工房に忘れ物をしたことに気付いた道尾が見たのは、懐中電灯に照らされて闇の中でその千手観音…
東野圭吾のガリレオシリーズ2冊同時刊行は、どちらを買うか迷った末とりあえず長編を。
アーロン・エルキンズ 『古い骨』 ハヤカワ文庫 東野圭吾 『聖女の救済』 文芸春秋
止むを得ない状況から義理の父親を傷付けて逃亡することになってしまったカナは、逃げる途中のごみ溜めで記憶喪失の少女を見つけます。何故か拳銃を持っていたその少女は記憶喪失らしいのですが、自分が宇宙人だと主張します。「白雪」と名付けた彼女とカナ…
怪奇スポットに行って以来目覚めない友人のことを相談する為に、晴香は同じ大学に通う霊能力があるという噂の斉藤八雲のもとを訪れます。しょっぱなからイカサマを見せ付けられた彼女は八雲に対して反発を覚えますが、子供の頃に死んだ姉のことを言い当てら…
10月の読了は12冊。 読書メーターを使うとこのカウントが一発で出てくるんですね。
神永学 『心霊探偵八雲1 赤い瞳は知っている』 角川文庫 〃 『 〃 2 魂をつなぐもの』 〃 桜庭一樹 『推定少女』 角川文庫 道尾秀介 『骸の爪』 幻冬舎ノベルズ
県内有数の素封家である宇津城家では、七月十七日に死ぬ人間が相次いでいます。現当主の恒蔵の父親がその日に病死したのをはじめ、二番目の妻のあかねと、最初の妻であかね亡き後に再婚した律子がこの日に不審な自殺を遂げていました。そして律子の一周忌に…
気が付いたら一週間ほど、全く本を読んでいませんでした。意外に本を読まないでもいられるんだなと思ったり。 いい加減行方不明のこの残り1冊をどうにかしたいです。
Loud Park 08'にも参加した、チェロ3人+ドラムという、かなり異色のメタル・バンドApocalypticaの8th。 Amazonのリンクは今年DVDを特典に加えて出された、来日記念のデラックス・エディション。 初期の頃はメタリカやスレイヤーのカバー・バンドだったよう…
システムエンジニアの渡辺は、執拗に浮気を疑う恐ろしい妻が雇った男に拷問を受けそうになるなど、身の回りで物騒なことが起こっています。さらには突然失踪した職場の先輩に代わり、ある出会い系サイトの仕事を引き継ぐことになりますが、その仕事を解き明…
『モダンタイムス』は、特別版ではなく通常版を購入。 限定版は上下二段組、漫画(挿絵)入りでやたらに分厚くなっていました。個人的には本を読む際にイラストとか不要派なので、特別版は見送り。
伊坂幸太郎 『モダンタイムス』 講談社
冤罪事件を意図的に作り出し、それでドキュメンタリーを書かないかと持ちかけられ、鷹見瞭一はそれを引き受けてしまいます。絶対と信じられがちなDNA鑑定を逆手にとって意図的に生み出す冤罪事件のための大掛かりな偽装を準備し、瞭一は言われるままに架…
早く返そうと思って、日曜日に友達に借りた本をせっせと読んでいました。 次に会う時にまとめて返します。
「大先生」と呼ぶ水木しげるの5年来の希望で、大先生がかつて戦時中に過ごしたニューギニアの奥地を旅することになった一行ですが、文明の入り込めないジャングルの奥地での不自由、暑さ、マラリアの恐怖、ワニなどに加え、呪術や憑き物の恐ろしさを体感す…
結局連休中、読書は3冊。本屋は多少ぶらついたものの、特に何も買うことなく終わっています。