2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

2009年読了冊数:103 積読:2

7月の読了は16冊。 ところで結局先日買わなかったLeave's EyesのEPですが、9月半ばにフルアルバムで国内盤も出る模様。多分同じ頃に出るInsomniumの新譜も、公式サイトで試聴できる曲を聴く限りではかなり期待が持てそうです。

 キャロリン・キーン 『古時計の秘密』

ひょんなことでジュディという少女を助けたナンシーは、大おばたちの愛情を受けて成長するジュディの家が、彼女のこれからを保証するためには経済的な不安を抱えていることを知ります。そして、ジュディやその大おば、他にも何人もの人のために、自分の遺産…

 『9の扉 リレー短編集』北村 薫 法月 綸太郎 殊能 将之 鳥飼 否宇 麻耶 雄嵩 竹本 健治 貫井 徳郎 歌野 昌午 辻村 深月

北村薫の『くしゅん』に始まり、作品の中に織り込まれた要素の一つを次の作家にお題として渡すというリレー短編集。 第一線で活躍する9人のミステリ作家により繋げられたこのリレー短編集は、あくまでも一つ一つの作品は独立しているものの、時に前の作品か…

2009年読了冊数:101 積読:5

Dead by April "Dead by April"(2009)

スウェーデン産。メロデス/メタルコア。 いわゆる「叙情系メタルコア」というやつでしょうか。 元Nightrageのメンバー達が新しく作った*1バンドということで、デビュー作ながら新人らしい粗というものはほとんど感じられないデビュー・アルバムとなっていま…

 アリスン・ブレナン 『唇...塞がれて Speak No Evil 上/下』

サンディエゴのビーチで、ビニール袋をかぶせられ、窒息させられた女子大生の全裸死体が発見されます。彼女に付きまとっていたらしい元恋人のスティーブが、すぐに容疑者として浮かび上がりますが、無実を訴えるスティーブは、モンタナで保安官をしている弟…

2009年読了冊数:99 積読:7

 雪乃紗衣 『彩雲国物語 黄粱の夢』

主用登場人物の、そして物語本編のバックボーンにも繋がる過去をフィーチャーした番外編短編集。 本編で書ききれなかった部分を補完する役割は十二分に果たしてはいるものの、どうもキャラクターの書き分けという意味で、フィーチャーすると皆押し並べて人を…

 神永学 『心霊探偵八雲5 つながる想い』

かつて一家惨殺事件のあった家で、心霊番組の収録に訪れたTVスタッフたちに異変が襲い掛かります。そしてそのビデオを見た八雲は突然に姿をくらまし、またその家でかつて起こった事件に関する捜査をしていた刑事の後藤までもが行方不明になります。 姿を見せ…

2009年読了冊数:97 積読:8

 6冊

石持浅海 『人柱はミイラと出会う』 新潮社 北村薫 他 『リレー小説 9の扉』 マガジンハウス アリスン・ブレナン 『唇・・・塞がれて 上/下』 ゴマ文庫 ジル・チャーチル 『風の吹くまま』 創元推理文庫 キャロリン・キーン 『古時計の秘密』 創元推理文庫

 マイクル・Z・リューイン 『探偵家族』

一家三代で探偵家業を営むルンギ家を訪れたシェイラー夫人は、朝起きて見ると、本来あるべき場所とは違う場所に台所の洗剤が置かれていることを根拠に、彼女の夫に何か深刻な問題が起こっているのではないかと心底不安に思っていることを訴えます。頑固者の…

2009年読了冊数:96 積読:3

直木賞に『鷺と雪』が決まったそうで。 『鷺と雪』は、シリーズを通して根底にあった時代への不安感が一気に爆発するラスト、そして主人公の少女の成長という部分で、『鷺と雪』単体ではなくシリーズ全体で読むからこそ印象的な作品という気がします。 個人…

 チェルシー・ケイン 『ビューティ・キラー2 犠牲』

美貌の殺人鬼グレッチェン・ローウェルに心身ともに囚われた刑事のアーチーと共に、スーザンが関わった事件から数ヶ月。スーザンは、大物上院議員のキャッスルの未成年者への性的虐待の記事を書き上げます。ですが、まさにその記事を出そうとする直前、スー…

2009年読了冊数:95 積読:4

 スティーグ・ラーソン 『ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 上/下』

頭を撃たれたものの奇跡的に生還したリスベットと、彼女に深手を追わされたザラチェンコは病院に搬送されます。ですが、この事件でかつての暗躍が明るみに出ることを恐れた公安警察の当時のメンバーたちは、リスベットの口を塞ぐために再び彼女の自由を奪う…

2009年読了冊数:93 積読:6

 有川浩 『植物図鑑』

ある冬の晩にさやかは、酔って帰った自宅マンションの前でイツキと名乗る男性が行き倒れている場面に遭遇します。「咬みません。躾けの出来た良い子です」という文句に思わず笑って拾ってしまった挙句、翌朝の朝食で胃袋をしっかりつかまれたさやかは、イツ…

2009年読了冊数:92 積読:7

しおりを衝動買い。 新刊案内のペーパーをしおりに代用していることが多いのですが、やっぱりしおりの形状の方が使いやすい気が。

 2冊

スティーグ・ラーソン 『ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 上/下』 早川書房

 セバスチャン・フィツェック 『サイコブレイカー』

クリスマスを控えたベルリン郊外の精神病院にいた記憶喪失の男「カスパル」は、主治医だったソフィアが何者かに襲われ、病院は外界から完全に孤立してしまうことになります。若い女性を誘拐し、何らかの手段によってその精神だけを破壊する「サイコブレイカ…

2009年読了冊数:91 積読:6

 2冊

セバスチャン・フィツエック 『サイコブレイカー』 柏書房 神永学 『心霊探偵八雲5』 角川文庫

 恩田陸 『六月の夜と昼のあわいに』

全7編には、それぞれの冒頭に、フランス文学者杉本秀太郎の詩・俳句・短歌と現代画家の絵が冠され、記憶の奥底にある言葉から想起されるイメージを綴った、恩田陸版「夢十夜」的短編集。生まれ育つ環境という抗えない運命によって狂わされる『窯変・田久保…

 ジェレミー・ドロンフィールド 『飛蝗の農場』

嵐の晩、キャロルが一人で住む農場に助けを求めて一人の男が扉を叩きますが、女の一人暮らしであることもあり警戒したキャロルはそれを断ります。ちょっとした弾みでその男にショットガンで傷を負わせてしまったことで、キャロルはその男を看病することにな…

 J・B・スタンリー 『ベーカリーは罪深い』

母親を亡くし、すっかり偏屈になって人を寄せ付けようともしなくなった父親と暮らすために故郷に帰ったジェイムズは、自分の体重が125?を超えたその数字を見て愕然とします。離婚し、好きだった大学の職を辞して故郷の田舎町で気難しい父親の面倒を見なけれ…

2009年読了冊数:88 積読:7

 ジル・チャーチル 『カオスの商人』

クリスマスを控え、ジェーンは近所の人たちとのイベントの掛け持ちやら、隣に引っ越してきた傍迷惑な住人やらのおかげで気の休まる暇もない上、付き合いを深めている恋人のメルの母親とも会わなければならなくて、相変わらず様々なことに頭を悩ませています…

2009年読了冊数:87 積読:8

 北國浩二 『リバース』 

人気タレント似で誰もに羨まれる上野美月と付き合っていた省吾ですが、美月がエリート医師の篠塚に心変わりをしてしまい、省吾は呆気なく振られてしまいます。そして、彼女を諦めきれない省吾の前に、美月が新たに付き合い始めた男に殺されそうになっている…