2010-10-31から1日間の記事一覧

2010年読了冊数:69 積読:2

充実し過ぎるほどに充実した旅行は終了。その後の疲労をまだ微妙に引き摺っています。 急激に寒くなったので、そろそろベランダのメダカの冬支度を始めようということで、まずは水槽の立ち上げをしました。 10月は7冊読了。少なっ。

 真藤順丈 『庵堂三兄弟の聖職』

遺体を分解し、そこから遺族が手元において亡き死者の代わりに生活を共にする「遺工」を作る職人であることを生業とする庵堂家。父の仕事を受け継ぎ、職人としての腕は持ちながらも、変人の長男。東京で暮らし、次男は仕事と生活に疲れ切った次男。交際する…

 湊かなえ 『往復書簡』

高校時代の友人同士の結婚式に出席し、久しぶりに集まったグループの中の欠けた一人。彼らの間で何があったのか。退職した女性教師の頼みで、ある悲劇的な事件の当事者となってしまった教え子たちの「現在」を知ろうとする青年が目の当たりにする事実とは。…

 麻耶雄嵩 『隻眼の少女』

死に場所を求めて訪れた集落で、種田静馬は自らを探偵だという、御陵みかげと名乗る少女に出会います。自殺のタイミングを図っていた静馬ですが、その土地の有力者である琴折家の娘が首を切られて殺された事件に遭遇し、みかげの助手として少女とともに事件…