2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧
倉阪鬼一郎 『白い封印 美術調律者・影』 角川ホラー文庫 鈴木麻純 『ラスト・メメント 死者の行進』 〃
父親がツイッターに暴言を投稿したことでそれまでの会社を首になり、西東京にある荒廃しきった団地へと直人も引越しをすることになります。社会の最底辺の住人ばかりが住むその団地には、何年も顔を合わせたことも無かった、破天荒なギター職人の祖父が住ん…
作家の「私」が買った家は、その昔叔母が住んでいた小さな丘の家の一軒家でした。幽霊屋敷として有名らしいその家を訪ねてきた男が期待するのは、その家の過去にあった数々の惨たらしい事件。アップルパイが焼ける甘い匂いの中キッチンで殺し合った姉妹。台…
浅草寺の伝法院の庭園の一般拝観が今年も期間限定でやっているので出掛けてきました。 前に行ったのは震災直後の2011年の4月でした。 その時は浅草界隈に人もまばらで、お花見スポットの隅田川すらもガラガラでゆっくり花を見ながら歩けたという。 ちょっと…
紅玉いづき 『ブランコ乗りのサン=テグジュペリ』 角川書店
母子殺害事件の容疑者である内田の国選弁護人を引き受けた主人公は、警察と検察が虚偽の供述調書を作成し、それを通そうとしていることに憤慨して行動を起こし、結果として懲戒処分を受けてしまいます。晴れてその処分が明けるタイミングで、離婚訴訟の依頼…
上野の東京国立博物館へ行ってきました。 ここ2〜3日の暖かさで随分桜が咲いてきて、上野公園は恒例の宴会の人出が随分とありますが、博物館の中はさすがに少し静かなので、落ち着いて花を見ることが出来ました。 こちらは入り口近くの河津桜。ほぼ満開。 …
有栖川有栖 『闇の喇叭』 講談社ノベルズ
警官の16才の娘が、暴行の末に無残に殺される事件が起こります。調べを進めるうちに、犯人が周到に計画し、被害者に接近したことが判明します。ターゲットに定めた被害者を欺き、その心のうちに入り込むために偽りの自分を自在に作り出す犯人の正体を暴きだ…
スウェーデン、イェーテボリ発祥のメタル・バンド、アマランスの2ndアルバム。 前作の路線を引き継いでいますが、あくまでも二番煎じではなく攻めの姿勢で貫かれた進化系2ndアルバム。聴きようによってはブレードランナーだのサイバーパンク的な世界観を背…
発掘人員派遣会社で発掘コーディネーターを目指す長倉萌絵と、弱冠22歳の天才的な発掘師である西原無量は、出雲での発掘調査に派遣されます。降矢家と八頭家という地元のいわくつきの旧家が地権者として絡む発掘調査で、無量は早速銅剣とともに青銅製の髑髏…
スウェーデン、イェーテボリのトリプルヴォーカル・バンドのAmarantheの新譜"THE NEXUS"が3/13にリリースされています。 既に購入済み。現在かなりのヘビロテで聴いてます。読書がはかばかしく進んでいない状況に加え、そろそろヒツジ草の植え替えなんかもは…
恩田陸 『私の家では何も起こらない』 メディアファクトリー 戸梶圭太 『おじいちゃんもう一度最期の戦い』 NMG文庫 J・D・ロブ 『残酷なめぐりあい イヴ&ローク30』 ヴィレッジブックス
桜宮の「死」を司ってきた碧翠院桜宮病院の事件から1年。碧翠院桜宮病院の最後に立ち会うこととなった医学生天馬は、東城大のゼミで日本の死因究明制度をテーマにレポートをまとめ上げることになります。同じグループの女子学生の冷泉深雪とともに、東城大…
絶賛花粉症本番中。
乱歩の稀覯本を大人向けのものならすべてを網羅したともいえるコレクションを受け継ぐ人物から、金庫を開けてくれたらコレクションを売っても良いという話が持ちかけられます。金庫を開けるためにコレクション主の人となりを探るうち、栞子の母親の顧客であ…