結城光流 『少年陰陽師』(8冊)

とりあえず長らく借りていた分を消化。
このシリーズもまだあと10冊くらいある(しかもまだ終わっていない)らしいですが、区切りごとにまとめて貸してもらえるのは有難いです。

登場人物の数もそこそこ多いのですが、新しい登場人物を出すタイミングが良いのか、書き分けの面でも問題無く、キャラクター主導型の物語としてさらっと楽しめたシリーズでした。

異邦の影を探しだせ―少年陰陽師闇の呪縛を打ち砕け―少年陰陽師鏡の檻をつき破れ―少年陰陽師
希代の陰陽師阿部晴明の孫にして後継者の昌浩は、十二神将の騰蛇が変化した物の怪の「もっくん」とともに、藤原道長の一の姫、彰子を狙う異国の妖怪と対峙します。

禍つ鎖を解き放て―少年陰陽師六花に抱かれて眠れ―少年陰陽師黄泉に誘う風を追え―少年陰陽師焔の刃を研ぎ澄ませ―少年陰陽師
内裏に迫る怨霊、そして謎の女術師。祖父の晴明と騰蛇の間で55年前に起こった悲劇が、昌浩との間に影を落とします。

うつつの夢に鎮めの歌を―少年陰陽師
シリーズ初の短編集。
全4編が収録。