守り人シリーズなどに登場する、異世界の架空の料理を再現してみようという企画の元、作中に登場した様々な食べ物がその場面とともに、レシピ・写真を伴って供されます。
意外にも「普通の料理」で拍子抜けする部分もありますが、作中で登場するこれらの料理のほとんどが「庶民の味」であることを思えば、現実に再現すると確かにそんな感じなのかもしれないなと思わされます。
それぞれの料理に添えられた、著者のエッセイも作品の世界観や、著者の中に存在するそれらを生み出すバックボーンになったものの片鱗が見え隠れして楽しめました。