スウェーデンのスネンソン３兄弟を中心に結成された、メロデス・メタルコア（っぽかった）バンドの4thアルバム。
前作辺りではだいぶメタルコア的な色彩が強くなっていたのが一転して今回、主にクリーン・パートを担当するヴォーカルが交代したことで、かなりロック寄りの仕上がりになっている１枚。その意味ではもはやメロデスやメタルコアの色合いは前面にはなく、良くも悪くも聴き易いモダン路線になっているため、従来からのファンには戸惑いがある出来になっているかもしれません。
新ヴォーカルのネイサンは、声質的にはバンドに合っていますし、主にデス･パート担当のリチャード・スネンソンの声との相性も良いですし、これまでより音楽性そのものは広がっているとは言えるでしょう。
バンドとしての表現の幅は広がっているようにも思えるので、個人的には今後どのような方向性を打ち出すのかが楽しみです。
