畠中恵 『ころころろ』

ころころろ (新潮文庫)
 病弱で知られる若だんなが、どうやら今度は神様が関わって失明するという災難にまつわる顛末の1冊。神様と妖、人間とのそれぞれの立ち位置が、最終話の問答の末に、ほんの少しの切なさも交えて描かれます。