猫とゲートブリッジ越しの富士山の話

2月も半ば過ぎました。

まだ寒い日も多かったですが、ぼちぼち春ですね。

 

先日、コロナの最初の年の6月に膵炎になってから、その後は皮膚の腫瘍だの糖尿だのと色々と患っていた猫が息を引き取りました。

まだ割と元気だったころの写真。

この頃もう前足にある腫瘍は大きくなり始めていますが、こういうのがあちこちに出来て、さらに右後ろ足の肉球にやはり腫瘍の一種の潰瘍が出来てどんどん腫れて膿も出て悪化していって、最後の何か月かは自分では満足に歩けないような状態でした。

物凄く痛い中で、随分と長く頑張って一緒に過ごしてくれたと思います。

2020年からですので、約3年、その間元気な時期もそれなりにはありましたが、人間の時間にすれば10年以上も色々な病気や痛みに耐えてくれました。

最後は腎臓が弱って貧血も極限まで数値が下がり切って行った状態で、だんだん弱っていく中で、痛みや苦しみの中ではなく、家族全員一緒に居る時に、「息を引き取る」という言葉がぴったりでした。

ずっと痛いのや苦しいのを見てきたので、そこだけは救いだった気がします。

約3年の間に私たちに覚悟をする猶予をくれて、最後まで本当に頑張ってくれました。

一緒に過ごせた時間には感謝しか無いです。

 

前日まで寒くて天気が悪かったのに、明け方に息を引き取った後、ものすごく綺麗に晴れて丹沢越しに富士山も見えていました。

何だか最後に雲も引き連れて行ってくれたような気がします。

 

翌日も朝は雲があったものの、割と早い段階で綺麗に晴れてくれたので、夕方は出掛けさせてもらいました。

もうね、これまで何度か行ってずっと雲がかかっていた富士山が綺麗に見えて、しかも頂点ではないもののダイヤモンドとか。

現地に着いたのがこの直前だったので、ずらっと三脚を立てて撮影している方がいらっしゃいましたが、隙間は結構あったので急いで私も三脚立てて撮ってます。

少し霞んでいるので空も海も綺麗に染まっていました。

ゲートブリッジや街の明かりが綺麗に灯って、だんだん暗くなって間もなく富士山の姿は見えなくなりました。