2011-05-05から1日間の記事一覧

2011年読了冊数:28 積読:8

暫くこっちに記録しないで貯めていたら、その間何を買ったのか良く分からなくなりましたので、再カウント。 積読本は以下の8冊アリスン・ブレナン 『切り刻まれた暗闇 上/下』 ゴマ文庫 ジル・チャーチル 『眺めのいいヘマ』 創元推理文庫 伊園旬 『ブレイ…

 京極夏彦 『豆腐小僧その他』

妖怪好きの少年のお陰で、豆腐小僧がひょっこり現代に姿を現す「小説・豆腐小僧」に、京極夏彦作の妖怪狂言と落語等が収録された1冊。豆腐小僧というキャラクターがまさに狂言の世界と様式にぴったりで、是非舞台で見てみたいと思わされます。

 北山猛邦 『私たちが星座を盗んだ理由』

憧れの先輩に近付くために、ある偶然から恋の「おまじない」に夢中になり始めた少女を描く「恋煩い」。外界から隔絶された島で「妖精」になるために生活する子どもたちの中で、新入りのヒバリが見た現実を描く「妖精の学校」。借金の支払いに追い詰められた…

 綾辻行人 『深泥丘奇談・続』

深泥丘に妻と住み、原因不明の頭痛で深泥丘病院に定期的に通院する職業作家の「私」。この土地で生まれ育ったはずなのに、妻や周りの人が当然のように知っている風習を知らなかったりする主人公が遭遇する、様々な奇妙なものごとが描かれる連作短編集の第二…

 有川浩 『県庁おもてなし課』

高知県庁の中に発足した「おもてなし課」。何をすれば良いのか、まずは高知県出身の著名人に「観光特使」として名刺を配ってもらう……という施策をはじめたところ、作家の吉門から名刺がいつまでも届かないことで「民間との時間感覚の差」を指摘されてしまい…