2004-01-01から1ヶ月間の記事一覧
31日にまとめて買おうと思っていたのに、ついつい。この前読んだ『聖ヨゼフの惨劇』のヴィドックが出ているんですね。 恩田陸の『ライオンハート』とかも出ているのは知っているのですが、ミステリーランドと一緒に買おうかと思っています。『ライオンハート…
何となくいつの間にか買っていた1冊です。どうやら昨年の暮に買って積んであったようですが、いつ買ったのかという記憶も記録もありません。 それはさておき。 面白かったんですよ、これが。 フランス革命の翌年が舞台で、主人公は映画にもなった実在の人物…
英雄 ―HERO― (スペシャルエディション) どの辺がスペシャルエディションなのかと言うと、ケースが4面見開きでちょっと凝っているあたりでしょうか。中身は本編とキャスト・スタッフのインタビュー、それからキャストのプロフィール紹介の入ったDisk1、そ…
意外にもこれが初の長編だそうです。 人形に恋した男と、天才人形作家の創り出した人形そっくりな女、天才ゆえに壊れて行く人形作家など、人物の配置が絶妙でした。脇役ながらも人形の性格を一発で言い当てるアンティーク喫茶店のマスターの存在とか、あれが…
恩田陸 『麦の海に沈む果実』 講談社文庫 加納朋子 『コッペリア』 講談社 『麦の海に沈む果実』、実は恩田作品の中で最も好きな作品だったりします。ラストで投げ出されるような、読者を置いてけぼりにするような無体なところも魅力です。 ハードカバーで持…
随分長いこと積んでいました。文庫の続きも買っていません。 以前読みかけてそのままになっていた状態でしおりが挟んであり、そのページから読み始めたので人物とかすっかり忘れていたのですが、何とか読了しました。 私は森作品の良い読者では無いので、イ…
先日BS-2に有栖川有栖川が出演して『虹果て村の秘密』について色々と話していたのを聞いたのですが、そこで「子供向けというのは大人向け以上にごまかしがきかない」ということを語っておられました。こどもは面白くないと思ったらすぐに見向きもしなくなる…
この著者ってだけでもう読む前から「あのトリックだろうな」と予測させられてしまうというのは、ある意味損なんでしょうねぇ。 祥伝社の400円文庫なので軽く読めてしまう量なのですが、それだけに読み終えて「え?これで終わり?」という物足りなさも残りま…
フランス本国では昨年末にリリースされたリミックス・アルバムです。何というか図ったように自分の誕生日の前日に届いてちょっと嬉しかったりします。 リミックス・アルバムだし輸入盤のCDには良くあることですが、歌詞カードもブックレットも付いていない…
油断して読んでいたらやられた!という感じですね。 サプライズの部分抜きにしても凄く良かったです。一気に読んでしまいました。 軽妙な文章のテンポと主人公達のさらりとして好感が持てる個性で話は進んでいくのですが、あまりにも無意味な、そしてだから…
アガサ・クリスティ 『ゴルフ場殺人事件』 伊坂幸太郎 『アヒルと鴨のコインロッカー』 クリスティ文庫は今月はこの他には『茶色の服の男』をちょっと迷っています。ノン・シリーズなのでついつい後回しになっていますが。あと『パーカー・パイン登場』も読…
『重力ピエロ』で一気にブレイクした伊坂幸太郎ですが、個人的にはこの『オーデュボンの祈り』の方が好きです。こちらの方がやさしくて哀しくて、読んでいて心地良い世界ですね。 ファンタジーと言うよりはあり得ない御伽噺のような設定なのですが、読み終え…
年末に京都へ旅行に行った時に新撰組の史跡とかもいくつか行ったので、実にタイムリーな1冊でした。大河ドラマの方は見ていませんが、新春にTVで放映していた『龍馬が行く』も最後の30分くらい見ていたので、本当にタイムリー。 今回はQEDシリーズとし…
16年前の事件の真相を、犯人と目される人物も被害者も抜きにして、時を遡るように解き明かすというパターンの話なのですが、何となく『スリーピング・マーダー』を思い出しながら読んでいました。 勿論どちらが優れているとか優劣の問題じゃありません。。 …
毎回ある程度のパターンはあるし、今回は犯人に関しても必然的に絞られていた上に丁寧すぎるほどにフェアな伏線があったので「意外な犯人」では無かったのですが、犯行にいたる動機が明らかになった時の展開は予想外でした。 それから何といっても今回は物語…
エリス・ピーターズ 『修道士カドフェルシリーズ7 聖域の雀』 光文社文庫 折原一 『鬼頭家の惨劇 忌まわしき森へ』 祥伝社文庫 高田祟史 『QED 龍馬暗殺』 講談社ノベルズ はやみねかおる 『僕と先輩のマジカル・ライフ』 角川書店 折原一とはやみねかお…
若竹七海 『古書店アゼリアの死体』 去年から年を越してしまった積読本のうちの1冊。 何といっても紅子さんのキャラクターがいいですね。ロマンス小説にはイマイチ食指が湧かないでいたのですが、ちょっと読んでみたくなってしまったり…。 最後の最後で次々…
一気に通して読まずにちょこちょこと時間をかけて読んでいたせいもあるのですが、結末部分に来るまで盛り上がりには欠けるのかな、という感じはします。でもラストシーンはちょっと劇的ですね。 昨日からフジ子・ヘミングなんぞ聴いているので、ショパンのエ…
言わずと知れたピアニストフジ子・ヘミングの18番的な演目のアルバムです。 昔ピアノを習っていたこともあってピアノ曲というのは割と好きなのですが、当時はリストとか結構難しいだけで退屈なイメージがあってかなり食わず嫌いをしていました。 私に限った…
お陰さまでサイト開設から3度目の新しい年を迎えることが出来ました。 本年も変わらずマイペースでやっていくことと思いますが、何かと宜しくお願いいたします。 新年初更新は浅暮三文『10センチの空』。 こういう風に進んでいけたら幸せだな、という想いも…