2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧
『昆虫探偵』が結構面白かったので。 本当は他に色々と買う予定のものもあったのですが、雨と荷物でこの文庫1冊で断念。
風邪もだいぶ良くなってきたので、そろそろまた色々と出ている物を買いに行こうかと。
これまでの有名な本格ミステリのオマージュ・パロディ的な側面と共に、物凄く意表をついたミステリだなという感想。 もともと人間だった主人公葉古小吉が、カフカの変身よろしくある日突然ゴキブリになってしまい、昆虫界で探偵クマンバチのシロコパKととも…
読み終えてまず、何故このタイトルなのだろう?と。 確かに婚約者との愛情と疑惑に揺れる主人公というのは、ラストまで引っ張られてはいるんですが。密室トリックは古典的と言えば古典的で、現代の読者にはあまり目新しいものではないですが、密室トリックだ…
やっと見つけた宇佐見博士のシリーズの最初。
今回は、これまでの図式とはちょっと違っていて新鮮でした。 これまでほとんどの作品で共通する図式としては、イングランドの王位継承戦争に関わっている男女のロマンスと、その中で起こる殺人事件が物語の軸だったと言っても良いでしょう。多く場合はこの殺…
何となく気になっていた作者なので、文庫化を機に初買い。 いきなり開いてヤマトゴキブリのイラストには正直驚かされましたが。
3thではもっとポップの方向へ行くのかなと思わせられていただけに、この3年ぶりのアルバムは良い意味で裏切られたという感じ。 好きな路線です。これまで計4枚の中で、1番じゃないでしょうか。 海外アーティストでは3年ぶりのアルバム、なんて当たり前のスパ…
デビュー作『空を見上げる古い歌を口ずさむ』から思っていましたが、この著者の作り出す優しい空気と言うのは読んでいて物凄く居心地がいいですね。 『HEARTBEAT』も、切なさややりきれなさは内包しているものの、やはりどこまでも優しい作品です。 ニューヨ…
エリス・ピーターズ 『修道士カドフェルシリーズ15 ハルイン修道士の告白』 光文社文庫 小路幸也 『HEARTBEAT』 東京創元社 辻村深月 『子どもたちは夜と遊ぶ(下)』 講談社ノベルズ
エッシャーやシュレディンガーの猫の概念を物凄く効果的に使って世界を作ってしまい、そこでミステリをやっているとでも言うのでしょうか。 「この人にしか書けない」というテイストを色濃く感じさせてくれる良作だったと思います。 世界構造そのものは、物…
柄刀一の『ゴーレムの檻 3月宇佐見のお茶の会』を読んでいる最中なのですが、何気にこれの前作である『アリア系銀河鉄道』買ってません。 文庫化しているので、次回買って来ようと思います。
ジョン・ディクスン・カー 『死が二人をわかつまで』 ハヤカワ文庫 辻村深月 『子どもたちは夜と遊ぶ(上)』 講談社ノベルズ 良く分からない買い方をしております。 特に辻村深月ですね。別に上巻を読んで面白かったら下巻を…という思惑ではなくて、上巻を…
何と言っても原典をちゃんと読んでいないのが致命的だったかなという印象。 勿論これはこれできちんと話は通じますし、本格ミステリとして再構築された紅楼夢を楽しめるのですが、如何せん登場人物の多さ、似たような名前の多さが最初のハードルになってしま…
芦辺拓 『紅楼夢の殺人』 文藝春秋 恩田陸 『劫尽童女』 光文社文庫 柄刀一 『ゴーレムの檻 3月宇佐見のお茶の会』 光文社カッパノベルズ 読むものが無かったのでとりあえず。 今更『紅楼夢〜』というのも何ですが、気にはなっていたんです。 とりあえず、…