2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧
読書中:西澤保彦 『リドル・ロマンス』:半分ほど
芦辺拓 『グラン・ギニョール城』 創元推理文庫 小路幸也 『東京バンドワゴン』 集英社 このところ本がロクに読めていませんでした。 風邪も何とか落ち着いたことですし、何とかGW中に少しは…と思っていますがさて。
既に読了していたのですが、チキンな自分はこれ1冊をレビューすることは出来ずにそのままにしていました。 番外編らしい番外編。
京都人の間では「どうぞぶぶ漬けでも食べて行っておくれやす」というのは、婉曲に帰りを促す技なのだそうですが、通り一遍の京都解説よりもさらにディープな部分を民俗学的に掘り下げた話・・・ではありません。 むしろ京都のマイナー(裏)な部分をガイドしつ…
北森鴻 『ぶぶ漬け伝説の謎 裏京都ミステリー』 光文社 西澤保彦 『リドル・ロマンス』 集英社文庫 週末の間に買ってはいたのですが、如何せん出かけて風邪を引きなおしていて読めていません。 せめて本が読める程度に治ってくれるといいんですが。
映画『サイレン』のノベライズ本ということで、一緒に映画を見に行った友人から借りました。 映画の方はとても面白かったのですが、本書に関しては大抵のノベライズ本と同様で、映画の脚本をなぞったペラペラの内容で、映画を見てない人には情景が浮かぶんだ…
今年は借りてるもののお陰で冊数だけは重ねています。 せっかく積んでるのをリセットしているのだから去年の積み残しに手を出してもいいのですが、如何せんどこにあるのかハッキリしないものが多くていけません。
本編と一緒に借りたシリーズ3冊、既刊はこれで全てですが、本編同様番外編のこちらも終わっていないようで。たださすがに、こちらは本編の過去に当たる物語と言うことで、かなり先まで見通しはついていますし、終わってくれるんじゃないかという期待もそれな…
本作ではロマンス小説と言うよりも、前作以上にサスペンス要素が強く、またしっかりしていて普通に面白かった1冊。 冒頭から、双子の連続殺人犯「魔法使い」とのサヴィッチの対決、そして不可思議な怪現象を起こす"グール"という存在の謎に惹き込まれます。…
というわけで買って即読み。 小市民を目指す小鳩君と小山内さんのひと夏の物語なのですが、非常に上手い連作短編集となっていますね。 買って行ったケーキを、一つ多く食べてしまったことを小山内さんに隠すために知恵を巡らせる小鳩君、「狼」の本性を見せ…
扱っているのは雪で閉ざされた山荘という、実にオーソドックスなクローズド・サークルもの。いわくありげな泊り客、いびつな人間関係と、いささかリアリティに欠けるほどにコテコテの本格なのですが、小さなトリックを上手く組み合わせた佳作であるという評価…
先日諦めて買いなおして読んだGOSICK Ⅳ、何故か母の枕元に発見…。 何故。
借り物。 アニメ化しているとのことなので、多分話の合間合間にこの手のが配置されて行くんだろうなという感じの内容。 本編の主人公の影は薄いですが、それも短編集ならではで、他の登場人物をフィーチャリングするという趣旨には沿っているのでしょう。
前半、とにかく読んでいてキツイ展開なのですが、それというのもディルレヴァンガー事件を彷彿とさせる事件が起こるから。ペットを飼っている身としては、やはりこの手のネタは苦手です。 それでも最後まで読ませてしまう筆力は確実に持っている著者ですし、…
霧舎巧 『名探偵はもういない』 講談社ノベルズ 辻村深月 『ぼくのメジャースプーン』 講談社ノベルズ
これでいったん今年分の積んでいる物をリセット出来たので、そろそろ次を仕入れたいと思います。
その場所と器に相応しい花を活ける「花師」と、「絵画修復師」の二つの顔を持つ佐月恭壱という、これまでの北森作品の登場人物と肩を並べても遜色無い新しい主人公のシリーズです。 作中に他のシリーズとの繋がりを示す部分もあり、そこもまた北森ファンには…
QED以外の6冊は借り物なので、積み残しは相変わらず1冊
借りる前から「他のコバルトよりも字のフォントが大きい」と言われてましたが、児童書並みのフォントの大きさ。当然内容はサクサク読めるのですが、問題は続きが続いて来ないこと。 本来は1冊かそこらで完結しているはずの話だったそうですが、どうもこの作…
『雄飛の花嫁 涙珠流転』『天の階 竜天女伝』『翔佯の花嫁 片月放浪』『鳳挙の花嫁』 何でもかんでも漢字世界のファンタジーを安直に「中華ファンタジー」として世に送り出すのは正直どうかとも思うのですが、これは若い女性向けライトノベルにしては難しい…
もはやこのシリーズで現実の事件はいらないんじゃないかとか、その辺は棚上げにするのが暗黙の了解事項になって来ています。 竹取物語の裏側に隠された支配階級と被支配民=鬼の構造もこの後のシリーズで何度も繰り返されますし、そちらを先に読んでしまって…