2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧
丸々1ヶ月以上空いてしまいましたので、その間に読んだ本やら買ったCDやら、忘れないうちに覚書だけでも。 空白の6月に何があった?と言われればまぁ、大したことはないんですが、足首の関節の内側の骨折の疑いやら別件でまた反対の足に怪我するやらで、…
スウェーデンのゴシック/ドゥーム・メタルバンドDraconian の5thアルバム"A Rose For the Apocalypse"。 圧倒的なまでにダウナー系の世界に引きずり込まれるようなパワーや絶望感だとか、陰鬱さに関しては、別プロジェクトとしてDooms vsを立ち上げたことで…
Arch Enemy の8thアルバム"KHAOS LEGIONS"。 相変わらずVo.アンジェラの評価は分かれるところみたいですが、各曲の中で緩急の付け方の多彩さに満ちた楽曲の展開の良さ、今更言及するまでもない、アモット兄弟のテクニカルな演奏のクオリティの高さが結実した…
Destroy Rebuild Until God Showsのグループ名のイニシャルから付けたセルフタイトル・アルバム "D.R.U.G.S." ジャンル的にはポストハードコア/スクリーモのようですが、パンクやメタルコアっぽさあり、どこか狂気を感じさせるような病んでいる感じすらする…
狡猾で異常な執念を持つ犯人の存在感がとにかく強烈。怪物といって良いほどの邪悪さを備えた犯人との駆け引きを楽しむサスペンスとして楽しめました。 裁判が既に終わった殺人事件の意外な真相や、そこに絡む人間の裏側という部分は面白いだけに、もっと序盤…
やや人物の配置の要因で、ミスリーディングが形成されきっていない部分はありますが、過去の事件やネットコミュニティの存在が浮かび上がる過程は楽しめました。
ITの要塞への侵入というゲーム性の魅力、主役を張れるだけの登場人物揃いと、書き方次第ではとてつもなく面白くなる要素を兼ね備えた一作。 勿論これで十分に面白い1作ではありますが、ただ、どうも綺麗にまとまりすぎているのか、あるいは展開の魅せ方の面…
ラノベと侮れないのがこのレーベル。古書を通じて、その本の持ち主の秘めたものが解き明かされる日常の謎系の良作です。メインの事件の展開にはやや強引な処理もありますが、続編があれば是非読んでみたい1作。
下町の開業医の視点で進む新型インフルエンザのパンデミックと、その裏にある陰謀の物語だけで十分にひとつの物語として成立しています。 後半は、著者自身がある種、大ホラ吹きのスカラムーシュとなって展開するユートピア論が主軸となっているため、ややブ…