2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧
9月は10冊読了。 相変わらずペース上がりません。
有栖川有栖 『女王国の城』 東京創元社 西澤保彦 『パズラー 謎と論理のエンタテインメント』 集英社文庫
惑星セント・ヘレンズの入植者たちには、レベル10までの様々な超能力者と、その能力を発揮させるための補助能力者「プリズム」が存在しています。そして能力者を補助するその「プリズム」として、アマリリスは並外れた能力を持つトレント社の社長ルーカスと…
久々に1日に2冊。 今週は何冊か買う本もありそうなので、積読リセットは出来るかどうか微妙なところ。どうでも良いことながら、購入時にブラックペアンの出版社を書き忘れたので、さり気に読了記事内に記載。
新技術を持つ小さな会社の買収のため、スペンサー・ナイル社の社長の片腕の一人であるマックスは、相手会社の秘書のクレアに接近します。仕事とは別の次元でクレアを手に入れたいと望むマックスですが、かつて上手く行かなかった結婚生活の末に、流産までし…
1988年5月、東城大学医学部付属病院の外科に講師としてやってきた高階は、「日本の外科手術を変える」新兵器としてある機器を強引に導入します。外科の新人である世良は佐伯教授の指導の下、高階の助手として手術に入ります。ですが、新任講師の高階と佐伯教…
今月もあと一週間ほど。
今回もチーム・バチスタの関連作。
ナチス政権下のドイツ、字を読むことすら出来なかった少女リーゼル・メミンガーが、何かに引き寄せられるように最初に本を盗んだのは、彼女が9歳の時、弟の葬儀の後でした。その後リーゼルは実母と別れ、ミュンヘン郊外の町モルキングのヒンメル(天国)通り…
1冊読んで1冊買ったので、積読数に変化は無し。
マークース・ズーサック 『本泥棒』 早川書房 『メッセージ』が面白かったので、それなりに気になっていた作家。 (メッセージ:http://d.hatena.ne.jp/JACK/20060130/p1)
売れない役者の未衣子は、劇団の先輩で看板女優の美久月と、事件にしか興味のない探偵のディの三人で、岩手にある「アルファベット荘」に招かれます。ですが、敷地内に奇妙なアルファベットのオブジェの置かれたこの館で、ゲストを出迎えるべき主人はおらず…
キャラクター小説であるところのライトノベルで、ある程度長編シリーズとして認知されると陥りがちなことではあるのでしょうが、多過ぎる登場人物一人一人の「キャラクターを立たせる」ために物語を拡散させ過ぎ、結果として全体の視点からは焦点がぼやけた…
ジェイン・アン・クレンツ 『緑の瞳のアマリリス』 ハヤカワ文庫 リンダ・ハワード 『美しい標的』 MIRA文庫
そろそろ何か買おうと思いつつ、借りてる本はあるにはあるので、積読冊数が減っても、それほど切羽詰って「何が何でも買わないと」というほどのインセンティブには至らなかったり。
ローゼンバーグ・アンド・ストーン法律事務所の雇われ調査員をするスタンリー・ヘイスティングスは、仕事で向かった先で立て続けに依頼人が絞殺されているという事態に陥ります。事件の担当になったクラークは、あからさまにスタンリーを疑っており、見当外れ…
9月も半ばなのに夏真っ盛りの暑さ。
時給1120百円也――時給1120円の誤植ではなく、11万2千円。ある「実験」のために集められた参加者たちには、7日間24時間この時給が払われ、尚且つ特定の条件を満たせば破格のボーナスまで出されるというあやしげなアルバイトに、大学生の結城理久彦は車を買う…
只今台風接近中。
伯母と共同経営でミステリ書店を営むペネロピーは、伯母の古い知人であるピーター・チェスリーが売りたいという稀覯本を引き取りにチェスリーの住む屋敷まで出向きます。ですが、ペネロピーが蔵書を受け取った直後、足が悪くて二階には上がらないはずのチェ…
記憶喪失患者の吉田さんは、彼とミステリに関しての議論を戦わせるカレーショップの店主の作るマッシュルーム・カレーを食べると、新本格ミステリの名探偵になりきってしまいます。成り行きで吉田さんの面倒を見ることになった看護師の上岡エリは、名探偵に…