リンダ・ハワード 『美しい標的』

美しい標的 (MIRA文庫 LH 1-19)
 新技術を持つ小さな会社の買収のため、スペンサー・ナイル社の社長の片腕の一人であるマックスは、相手会社の秘書のクレアに接近します。仕事とは別の次元でクレアを手に入れたいと望むマックスですが、かつて上手く行かなかった結婚生活の末に、流産までして離婚した傷を持つクレアは彼に惹かれることに躊躇います。

 『流れ星に祈って』のスピンオフ。
 買収のための情報源として接近したくせに、彼女に真実を明かした後で「怒りはなんとか静められる自信がある」と構えているマックスの甘さにツッコミを入れつつ読むのがマル。