2009-01-01から1年間の記事一覧

2009年読了冊数:143 積読:4

ここ何日か寒いので、2日前からメダカを家の中に入れてしまいました。 さすがに最低気温が5℃以下になると…ということでいったん家に入れたら、次は再び外に出すタイミングが難しいところです。

 中島梓 『転移』

2009年5月に亡くなった作家、栗本薫が書いた中島梓名義の闘病記録。すい臓がんが肝臓に転移していることが判明し、そこから抗癌剤治療を続け、日々作家として、一人の人間として浮き沈みの激しい毎日を死の直前まで綴った生々しい記録です。 日記形式で綴ら…

 有川浩 『シアター!』

赤字を抱える劇団「シアターフラッグ」に、世間で名の知れた声優の千歳が新人女優としてやって来たことで、劇団を主宰する巧は一念発起して、それまでの単なる仲良し劇団から、一歩先へと進む決意を固めます。ですがそれに不満を抱いて大勢の劇団員が辞めて…

2009年読了冊数:141 積読:5

今年もあと二週間ちょっとというところに来て、本格的に風邪引きました。今年はここまで酷いのは初めて。 どうもまた、咳だけ長々と残る悪寒。

 2冊

有川浩 『シアター!』 メディアワークス文庫 石崎幸二 『≠の殺人』 講談社ノベルズ

 『クリスマスのフロスト』 R・D・ウィングフィールド

田舎町デントンに赴任したクライブは、運悪く彼と組むはずだったアレン警部が入院したことで、マレット署長の頭痛の種である警部のジャック・フロストと組まされることになります。妻を亡くしてから人が変わったというフロストは、見るからに不潔でだらしの…

2009年読了冊数:140 積読:4

 伊坂幸太郎 『SOSの猿』

実家の近所に住んでいた昔憧れた辺見のお姉さんから頼まれ、彼女の引き篭もりの息子についての相談を受けてしまった二郎。証券会社の株取引の際、とんでもないミスで莫大な損失が出た事故についての原因調査を依頼される五十嵐真。人々の声にならない"SOS…

2009年読了冊数:139 積読:5

ついにフロストに手を出してしまった…。

 3冊

R・D・ウィングフィールド 『クリスマスのフロスト』 創元推理文庫 佐々木丸美 『罪灯』 創元推理文庫 三津田信三 『水魑の如き沈むもの』 原書房

 雪乃紗衣 『彩雲国物語 暗き黄昏の宮』

最終章突入とのことで、これまで後付の設定を注ぎ足し注ぎ足しで広げるだけ広げてきた風呂敷を畳みにかかった感はある1冊。 登場人物の追い込まれる過酷な状況と、にも関わらずどこか脳天気な個性を見せる会話のギャップは、物語のシリアスな展開の中で勢い…

 アントニイ・バークリー 『ジャンピング・ジェニイ』

古今の殺人者の扮装をするという些か悪趣味な趣向のパーティに招待されたロジャー・シェリンガムは、このパーティの主催者である友人のロナルド・ストラットンの義妹の言動に興味を抱きます。自己顕示欲が強く、それゆえに周囲の人々を不快にさせる彼女が騒…

2009年読了冊数:137 積読:3

 ジェフリー・ディーヴァー 『クリスマス・プレゼント』

"Twisted"の原題を表すように、それぞれ小気味の良い捻りの効いた16篇が収録された短篇集。表題になっている1篇『クリスマス・プレゼント』は、リンカーン・ライムシリーズ初の短篇であり、クリスマスに「母が行方不明になった」とライムの元を訪れた少女の…

2009年読了冊数:136 積読:4

 深水黎一郎 『トスカの接吻 オペラ・ミステリオーザ』

プッチーニのオペラ『トスカ』の上演中、トスカが悪役のスカルピアをナイフで刺す場面で、スカルピア役のオペラ歌手が本当に刺し殺されてしまいます。世紀の舞台とも言える好演の最中、小道具のナイフが何者かの手によって本物にすり替えられたことによる殺…

2009年読了冊数:135 積読:5

 2冊

伊坂幸太郎 『SOSの猿』 中央公論社 道尾秀介 『球体の蛇』 角川書店

 ナンシー・アサートン 『ディミティおばさまと古代遺跡の謎 優しい幽霊3』

ディミティおばさまの家に住んで、子育てに追われて自分のことにも気が回らないロリを心配した夫のビルや、彼女を見守る幽霊であるディミティおばさまの計らいで、子供の世話や家事の手伝いのために村の農園の娘フランチェスカが雇われることになります。そ…

2009年読了冊数:134 積読:4

 ジェフリー・ディーヴァー 『12番目のカード 上/下』

解放奴隷だった先祖のことを調べていた女子高生のジェニーヴァは、調べ物をしていた図書館で見知らぬ男に殺されそうになります。その犯行現場には、犯人が少女をレイプする為に使う道具一式と思われるものとともに、「吊られた男」のタロットカードが残され…

2009年読了冊数:132 積読:6

13日の金曜日に読んだのが『Another』……。

 3冊

ナンシー・アサートン 『優しい幽霊3 ディミティおばさまと古代遺跡の謎』 ランダムハウス講談社 ジェフリー・ディーヴァー 『12番目のカード 上/下』 文春文庫

 綾辻行人 『Another』

父親の仕事の事情で祖父母の家に近い高校に編入した榊原恒一は、初日を迎える前に持病の再発で入院を余儀なくされてしまいます。予定より大幅に遅れた転校初日、編入先の三年三組はどこか違和感を感じさせるものがありました。「いないもの」であるクラスメ…

2009年読了冊数:131 積読:4

メダカが随分育っています。 それ以上にサカマキガイが繁殖しています。貝の卵の付いた水草を見つけてしまったので、そちらは処分。 スイレン鉢に移す時に、水草は総入れ替えして、貝は駆除しないと怖ろしいことになりそうです。

 1冊

アントニイ・バークリー 『ジャンピング・ジェニイ』 創元推理文庫

 望月守宮 『無貌伝 〜夢境ホテルの午睡〜』

ヒトデナシと呼ばれる怪異の存在の中でも、人々に恐れられる無貌が逮捕されたという報せが、無貌と因縁の深い探偵の秋津と助手の望のところにも届きます。この事態を受けて、秋津だけではなく三探偵と呼ばれる残りの二人までもが招集され、彼らは「夢境ホテ…

2009年読了冊数:130 積読:3

ぼちぼち読んではいたものの、ここ暫くそれをまとめるまで行き着きませんでした。 他にスイレン鉢で飼うメダカ関連の本なんかは数冊読んでいますが、その程度で。他にCDは、タワレコ限定のLIV MOON のECHO〜蒼空の余響〜。 2曲入りでです。THE PHANTOM OF …

 2冊

綾辻 行人 『Another』角川書店 矢崎存美 『刑事ぶたぶた』 廣済堂出版

 山口雅也 『古城駅の奥の奥』

ミステリーランドに上梓された作品を改題したもの。 東京駅という歴史的建造物を舞台にしたからこその雰囲気作りをなし得たといえるだろう一作。 終盤はファンタジー色が強くなるので、純粋にミステリとして読むと拍子抜けする部分は無きにしも非ずですが、…