2012-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2012年読了冊数:121 積読:9

ひとまず読了本のストックは消化。 今年も残り少ないですが(しかも現時点で年賀状終わってないという状況ですが)、人から借りている本と積読本とがそこそこあるので、年末年始で少しは消化したいところ。 (けれども家族全員が家にいる年末年始というのは…

 三浦しをん 『お友だちからお願いします』

作家三浦しをんの、自称「よそ行き」のエッセイ集。 新聞や雑誌媒体で発表された、「マナー」や「旅」をテーマにしたエッセイなどが収録されている1冊。 そこには作家・三浦しをんのとめどもない妄想といったものはやや控え目に「よそ行き」仕様になってい…

 西澤保彦 『身代わり』

文庫化につき再読。(2009年の読了記録はコチラ) 妻との間の問題で、帰宅拒否に陥って深夜の公園で毎晩時間を過ごすサラリーマンが目撃した殺人事件。当初は、自分が持ってきて女性ともみあいになった時に男が自分で自分を刺してしまったものと思われたこの…

2012年読了冊数:119 積読:10

ちょっと前になりますが、武田ランダムハウスが倒産したというニュースがありました。 マークース・ズーサックの『メッセージ』、それからコージーミステリのちょっと良い作品が出ている出版社だったので毎月のラインナップは必ずチェックしていた出版社です…

 1冊

J・D・ロブ 『冷ややかな血脈 イヴ&ローク29』 ヴィレッジブックス

 吉永南央 『その日まで 紅雲町珈琲屋こよみ』

閉鎖された温泉施設がスポーツクラブになったり、お草さんの小蔵屋のライバル店のような店がオープンして、小蔵屋に対して嫌がらせめいたことをしかけてきたりと、紅雲町の様子も少しずつ変わってきます。そんな中、詐欺まがいの手口で不動産を買い叩いて取…

2012年読了冊数:118 積読:10

 12月21日(冬至) 鎌倉・江の島

江の島のイルミネーション目当てで出掛けてきました。 昼間は鎌倉の大町〜材木座辺りを回って、夕方から江の島へ。 鎌倉駅近くの妙本寺では、まだ若干紅葉が残っていました。 偶然木の上にいた猫を発見。 そして安国論寺では、鎌倉で増えて害獣になってしま…

 恒川光太郎 『私はフーイー 沖縄怪談短篇集』

死を前にした者の前で"弥勒節"を胡弓で弾くという風習のある島での死者との対話。集落に住む靴の紐を集めているらしい"クームン"と呼ばれる不思議な存在との少年時代の邂逅。人を殺してしまったことで、無人島に逃げた男が遭遇した"ニョラ"と呼ばれる生き物…

2012年読了冊数:117 積読:11

現在の読了本の残りのメモ。 恒川光太郎 『私はフーイー 沖縄怪談短篇集』 西澤保彦 『身代わり』 吉永南央 『その日まで 紅雲町珈琲屋こよみ』

 2冊

キャサリン・コールター 『眩暈』 二見文庫 伊坂幸太郎 『残り全部バケーション』 集英社

 ウィリアム・ギブスン ブルース・スターリング 『ディファレンス・エンジン 上下』

ヴィクトリア時代、産業革命期の英国。チャールズ・バベッジの考案した差分機関(コンピュータの元祖)が蒸気機関によって完成・確立していたら〜という壮大なパラレル歴史改編小説。蒸気機関によるコンピュータやテクノロジーが発達することで大きく変わっ…

2012年読了冊数:115 積読:11

 倉阪鬼一郎 『黒い楕円 美術調律者・影』

見る人間の精神のマイナス面に強い作用を及ぼす、異端の画家である黒形上赤四郎の回顧展が開催されます。「黒い楕円」という作品を通じて巧妙に仕掛けられた罠に気付いた影たちですが、美術展で販売されたり配布されるグッズをはじめとする「黒い楕円」の影…

2012年読了冊数:114 積読:12

読了本は相変わらず溜まっていますが、先に借りた本から感想を。 なので積読は減らず。 そして今日は、東京音羽にある鳩山会館で12月4日〜12月16日の日程で開催されていた、大正ロマン人形展覧會に行って来ました。 洋館でありながら内部には和の要素も取り…

 1冊

赤川次郎 有栖川有栖 小川勝己 京極夏彦 柴田よしき 服部まゆみ 菅浩江 栗本薫 北森 鴻 『金田一耕助に捧ぐ九つの狂想曲』 角川文庫

 高殿円 『カーリー1 黄金の尖塔の国とあひると小公女』

(講談社文庫)" style="border: none;" /> 実の母親の問題ゆえに、父親やその後妻と上手くやれずにいたシャーロットは、父親の仕事の都合で植民地インドにあるイギリス人の子女を教育する寄宿学校へ放り込まれてしまいます。前時代的で馬鹿馬鹿しい階級制度を…

2012年読了冊数:113 積読:11

 吉永南央 『萩を揺らす雨―紅雲町珈琲屋こよみ』

若い頃に離婚し、六十五歳の時に両親が亡くなった後は、それまでの生業であった小さな電気屋を潰して、コーヒーと和食器の店である小蔵屋を開いたお草さん。店を訪れておしゃべりをしていく客のうわさ話から、あるマンションの一室で起きている異変に気付き…

2012年読了冊数:112 積読:12

カウントはしていませんが、読了本溜まっています。 以下、念のための覚え書き。 吉永南央 『萩を揺らす雨―紅雲町珈琲屋こよみ』 倉阪鬼一郎 『黒い楕円 美術調律者・影』 恒川光太郎 『私はフーイー 沖縄怪談短篇集』 W・ギブスン B・スターリング 『ディ…

 2冊

西澤保彦 『腕貫探偵 残業中』 実業之日本社文庫 吉永南央 『その日まで 紅雲町珈琲屋こよみ』 文春文庫

 三津田信三 『のぞきめ』

利倉という男が大学生時代のアルバイトで訪れた別荘地で、バイト仲間の一人が巡礼の母娘に出会い、別荘の管理人に何故か禁止された場所へと、全員で出掛けることとなります。そして辿り着いた廃村で怖ろしい体験をした彼らは命からがらに逃げ出しますが、そ…

2012年読了冊数:111 積読:11

 2冊

恒川幸太郎 『私はフーイー 沖縄怪談短編集』 メディアファクトリー 三津田信三 『のぞきめ』 角川書店

 畠中恵 『けさくしゃ』

二百俵取りの旗本の種彦は、戯作を書けとせっついてくる版元の山青堂の手代である長介に、結婚話が持ち上がっていると聞かされます。何でもお仙という娘と所帯を持ち、長介は浅草に店を出すための資金として、お仙に四両の金を預けたと言います。この話にき…