2005-01-15 北森鴻 『瑠璃の契り 旗師・冬狐堂』 冬狐堂・宇佐見陶子のシリーズの短編集です。 相変わらず厳しい世界で波乱万丈の陶子ですが、毅然として古物に秘められた謎を解いていく様は心地良い緊張感を持っています。 内容的には短編3篇と中篇1篇ですが、全作外れ無しといった感じですね。 最後の中篇では、陶子の元夫のプロフェッサーDもかなり物語りに関わってきますし。 目を悪くしている陶子が今後どうなるのか、益々楽しみなシリーズです。