2006-11-05から1日間の記事一覧
恒川光太郎の『雷の季節の終わりに』は買ってすぐ読んだので、そのまま読了リストに。
もう本編に当たる部分の既刊と4巻目までは返してしまった後ですし、印象としては薄いので記憶は曖昧ですが、この過去編に関しては、特に終盤のバランスが些か悪いという印象。 序盤の幼少期から思春期にかけて、要するに出会いから恋をする課程までは比較的…
小路幸也 『東京公園』 新潮社 シャーロット・ラム 『黒衣の天使』 二見文庫
「隠」(おん)と呼ばれる地図にも無い不思議な土地で暮らす少年、賢也には、かつて年の離れた姉がいました。ですが彼女はある年の雷の季節に行方不明になってしまい、「鬼に攫われた」と言われてきました。姉がいなくなってから賢也には、「風わいわい」と…
『エルサレムへの道』で出会ったアリーとマフムードは、実はヒューエンフォート公爵家の爵位後継者のアリステアとマーシュという名をイギリスにおいては有していました。マフムードことマーシュ卿を助けて欲しいと、アリーに頼まれたメアリとホームズは、パ…