夏の暑さが落ち着いて、秋になりつつある今日この頃。
ようやくヒツジグサが開花しました。(といっても、どうやら少し前にも、気付かないうちに日除けの覆いの下で1つ花が咲いていたようですが…。そちらは現在種を作っています)
これまではヒメダカの鉢でしたが、今年は今年生まれのアオメダカの鉢がヒツジグサです。
500円玉くらいの大きさの花は、もともと小ぶりではありますが、今年はまたやや小さいかも??といった感じ。
肥料食いと言われる睡蓮の中ではヒツジグサは、低栄養下で育つ日本の原種睡蓮ではありますが、今シーズンは一度も施肥していないので、来年の植え替え時には肥料をしっかりやらねば…と、ここに覚え書きを兼ねて書いておきます。
そして、開花はしませんでしたが、一昨年採取した種から発芽したヒツジグサで、今年生き残っているものも2株あります。
多分来年には花を付ける程度に育っているので、そちらも楽しみ。
ヒツジグサの栽培もかれこれ5年くらいになりますが、種からの発芽は割と簡単にいくものの、そこから花を付ける株に育てるというのは、意外に難しいです。
おそらくは、東京の気候というのがヒツジ草にはちょっと暑過ぎて、水温が上がり過ぎるために芽が溶けてしまうようです。(花に至っては、毎年いくつもの花芽を夏前から溶かしているという。)
うちでの種の発芽方法ですが、採取した種をプラポットに植え付けてひたすら沈めておくだけ。
この際に重要なのは、冬の寒さにきちんとあててやること。これで翌年の春の終わりに、そこそこの確立で発芽します。
ですが、1年目は他の睡蓮の葉が茂る鉢の下の方に置くなど、あまり光が当たり過ぎない場所に置き、水温に気を付けないと溶けて消えているという。
真夏には水温も(日陰を作っていても)32℃くらいまでは上がることが多々あるので、発芽した8割以上は溶かしています。