2006-12-31から1日間の記事一覧

2006年読了冊数:248冊 積:3冊

というわけで本年は計248冊で打ち止めです。 それでも12月は32冊読んだので、かなり頑張ったとは思いますが。 あと2冊、頑張りたかったのですがどうにも時間的に無理だったようです。積読の繰越は、パトリシア・コーンウェルを3冊。 内容的に続いているので…

 榎木洋子 『黒の騎士 ダークローズ・プリンセス』

幼い時に家族と死別した少女、真夜は、「混沌の夜」という世界から契約によって呼び出した騎士レイヴェンと死んだ叔父のイーサンの霊に守護されて、日本で暮らしています。彼女には大きな力が秘められており、それを狙う魔物が次々に現れるのですが――と、ど…

 クリスティアーヌ・ヘガン 『まどろむ夜の香り』

有名な賞を受賞したことで刑務所のTVに映った女性シェフ、アビー・ディアンジェロを見て、彼女の義理の弟のイアンはアビーに金をせびることを思いつきます。28年前にアビーの母親が人を雇うことで、再婚相手であったイアンの父親を殺したと告げるイアンは、…

 蒼井上鷹 『出られない五人―酩酊作家R・Hを巡るミステリー』

バーで飲んだ帰りに脳溢血で急逝した作家アール・柱野を偲ぼうと、作家のゆかりのバー<ざばすぱ>で会合が開かれることになります。バーの入っているビルは、翌日の取り壊しが決まっていましたが、半ば無理矢理に管理人に頼んでシャッターを開けて貰い、翌…

 桜庭一樹 『赤朽葉家の伝説』

山陰の紅緑村に、"山の民"の特徴を色濃く見せる容姿と、千里眼と呼ばれる先見の力を持った万葉という女の子が置き忘れて行かれます。"山の民"によって置いて行かれたこの子供はやがて、製鉄所を構えることで「上の赤」と呼ばれるこの地方の一大有力者である…