榎木洋子 『黒の騎士 ダークローズ・プリンセス』

黒の騎士 ダークローズ・プリンセス
 幼い時に家族と死別した少女、真夜は、「混沌の夜」という世界から契約によって呼び出した騎士レイヴェンと死んだ叔父のイーサンの霊に守護されて、日本で暮らしています。彼女には大きな力が秘められており、それを狙う魔物が次々に現れるのですが――と、どうやらこの1冊では終わらないどころか、シリーズの序章にあたるものだったようです。
 まだ幾つかの過去の断片と、主要登場人物の紹介にあたる部分だけのようなので、内容的にはさして深くも無く、といったところ。
 シリーズの始まりなので仕方が無いのでしょうが、あまり印象に残るものがまだ無かったというのが正直なところですが。
 ちなみに持ち主が続きを買っているのかどうかも不明です。