リンダ・ハワード 『夜明けのフーガ』

夜明けのフーガ

 正しい読者にとっては笑うところじゃないのは百も承知ですが、普通に吹きました。人から借りといてスミマセン。

「きみは甘い香りがする。甘い味もね。きみを感じることは甘い拷問だ。君の名前はディオンヌじゃなくてシャンパンのほうがよかったかもね。なぜって、きみはぼくを酔わせて、何がなんだかわからなくさせるからさ」
    『夜明けのフーガ』p215