2冊

キャサリン・コールター 『ぬくもりの余韻』

ぬくもりの余韻
 サヴィッチとシャーロックのFBIシリーズの作者ですが、こちらは全く普通のロマンス小説。
 主人公も相手の男も少々書き込みが甘くて食い足りない上に、周りの脇役達の書き込みが浅いため、全体的に平坦な印象。
 物語の起伏もあまり無く、「多分こうなる」と思ったままの展開で終わりました。

リン・グレアム 『償いの結婚式』

償いの結婚式
 薄いしサクサク読めますが、主人公の苦境っぷりが並大抵じゃないあたりが見所なんでしょうか。
 どもり癖のあるハーレクインのヒロインというのはある意味斬新な気もしますが、どうもこの主人公が自分から窮地に立つような行動ばかりするのが気になるところです。