三浦しをん 『妄想炸裂』 

妄想炸裂 (新書館ウィングス文庫)
 とにかく漫画が好きでいわゆる腐女子でありつつ、盆栽や三味線、俳優なら三船敏郎ルトガー・ハウアーをこよなく愛するというギャップの面白さ。そんな著者が書くライトなエッセイ集。
 言ってみれば著者の妄想だだ漏れで取り留めなく書かれている文章なのですが、独特の不思議なテンポで意外にも読みやすかったです。
 「こんなんでいいんだろうか私」と言いながらも、そんな自分を笑い飛ばして楽しんで生きている、という意味で楽しく読めるエッセイ。