出羽三山

8月13日〜14日、1泊ですが行ってきました。
現地の天候としては、前日まで雨、翌日からも雨という、ちょうどその合間で天気には恵まれた2日間でした。

初日はまず湯殿山神社へ参拝。

一部足場があまりよろしくない場所もありますが、全くもって健脚とは言えない私でもなんとかなる程度です。一部、手足使って這い上るような真似はしましたが(そこそこご高齢の方でも、そんな真似してなかったので、多分私があまりにヒドイだけ)。「神域」と言われるのが納得の、独特な雰囲気を持ったところでした。
湯殿山神社の中では撮影厳禁・御神体などそこで見たものについても口外禁止ということなのですが、実はネットで検索すると色々と出て来てしまいます。
個人的には、もしも行かれる予定があるとしても、ネットで検索したりせず予備知識なしで行った方が良いように思われます(あらかじめしておいた方が良い持ち物の準備などもあるので、ツアーなどではそれなりに仄めかされる部分はあるのですが)。

その後は、酒田市内の山居倉庫。

おしん」の撮影でも使われたことがあるそうですが、お土産物などの売店や、ちょっとした椅子とテーブルを置いたスペースもあって、ちょっとお洒落な佇まいです。

それからいったんホテルに入って夕食と休憩をしてから、夜の羽黒山五重塔のライトアップ。
入口で提灯の貸し出しもされていて、明かりで浮かび上がる階段を下って行く道も幻想的です。

お盆休みだったのと、丁度五重塔の前でイベントがあったので、この日は人が多かったのですが、次回機会があればもうちょっと人の少ない時にもう一度行ってみたいなぁと。


木造の五重塔は、平将門の創建と言われているそうで、現在の五重塔は1372年に再建されたものだとのこと。
彩色のない木製の塔が、杉の木立の中に現れます。

翌日の朝にもう一度ここへは行ったのですが、昼と夜とでは佇まいが随分と違っていて、それぞれの良さがありました。

五重塔のすぐ近くにある樹齢千年という「爺杉」。こちらも翌朝のと1枚ずつ。


「婆杉」もあったそうですが、そちらは枯れてしまったとのこと(人間だと、婆の方が長生きしそうですけど)。


翌日は、まず羽黒山五重塔までもう一度行った後、バスで羽黒山神社の入口まで。
勿論、五重塔側の入り口からも神社の本殿まで行けるのですが、2446段も階段があるとのことで…(苦笑)
その石段の所々には、山伏が彫ったという33の彫り物があるそうで、私も五重塔近くで1つだけ見ることが出来ました。

徳利。

普通のカメラでは写りが厳しいので、これは赤外線写真で。(分かり易くするのに、さらにコントラストいじってます)
近くに盃もあったそうですが、それには気付かず。


羽黒山神社は今年は午年のご縁年ということで、今年お参りすれば12年分お参りしたのと同じご利益があるそうです。
冬場は湯殿山と月山が雪で閉ざされるので、その二つの神様も一緒に祀っているという三神合祭殿へ。

そのすぐ隣で、今年140年ぶりの御開帳という蜂子神社の蜂子皇子の像もちゃんと見て来ました。


昼食後、出羽三山の最後のひとつ、月山へ。
月山神社の本宮は頂上まで行かないと駄目ですが、八合目の弥陀ヶ原湿原の中に中宮があり、そちらでも参拝出来ます。

この稜線の先が登山路で、頂上へと続いていました(そちらへ行くには、一応はそれなりの装備が必要な模様)。

弥陀ヶ原湿原は昨年の七月にも行っているのですが、前回と比べると今回はだいぶ花は終わっていたなぁと。



それでも入口には昨年も写真に撮ったハクサンフウロが咲いていますし、ミヤマホタルイやアザミなども結構見ることが出来ます。

弥陀ヶ原湿原では割と雲が多かったのですが、駐車場からは鳥海山の頂上を臨むことが出来ました。


そんな感じで1泊2日、ツアーだったこともあって駆け足ではありますが出羽三山、無事に行って帰ってきました。
翌日の8月15日はひたすら潰れていたので、多摩川の花火を家の屋上から少しだけみて終わったという。

上の方に上がったものだけ、しかも金網のフェンス越しではありますが、多摩川の花火。