2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

2006年読了冊数:78冊 積:1冊 +(2005年繰越:4冊)

 ジェイン・アン・クレンツ 『優しい週末』

いわゆる「ハーレクイン小説」と世の中では一緒くたにされるらしい、ロマンス小説にも色々とあることが何となく分かってきましたが、この作品に付けられている「スタイリッシュ・ロマンス」というのはいかがなものだろうと思いつつもまぁそんなものかもしれ…

 芦辺拓 『グラン・ギニョール城』

20世紀初頭、ヨーロッパにあるアンデルナット城を買い取ったアメリカの富豪が、この城をフロリダに移築する計画に先立って、この城に前の持ち主であるロートヴァング伯爵と関わりがあった人間や、自分の周りの人間を招くことにした――この冒頭といい、名探偵…

2006年読了冊数:76冊 積:2冊 +(2005年繰越:4冊)

(DVD) 『サロメ』 出演:アイーダ・ゴメス/監督:カルロス・サウラ

ゴメスの舞台、『カルメン』を先月観に行ったのですが、公演日程が少なかったこともあり『サロメ』の方は観ることができませんでしたので、これで我慢…のはずでしたが。 観て、益々煽られるのがゴメスですね。 映画として取られた『サロメ』は、ゴメスはじめ…

 霧舎巧 『名探偵はどこにいる』 原書房

 小路幸也 『東京バンドワゴン』

東京の下町で4世代の家族によって営まれる老舗の古本屋、"東京バンドワゴン"で繰り広げられる物語。 内容は4編の短編集であり、一編一編がかなり密度の濃い作品として存在しつつ、上手い具合に張られた伏線が生かされている連作短編集という形式をとってい…

2006年読了冊数:75冊 積:2冊 +(2005年繰越:4冊)

 西澤保彦 『リドル・ロマンス―迷宮浪漫』

探偵物と言われると、ちょっと首を傾げてしまうが、凝り固まって迷宮のようになった依頼人の心を解き明かすと言う意味では、確かにそういう要素の強いシリーズなのでしょう。 自ら「ハーレクイン」と名乗る正体不明の美形の男が依頼人の望みを叶えるという、…