2006-07-15から1日間の記事一覧

2006年読了冊数:118冊 積:11冊

 リンダ・ハワード 『一度しか死ねない』

これまで読んだリンダ・ハワード作品の中では、サスペンス的には最も成功した作品ではないでしょうか。 ひょんなことでテレビに出演した女執事を手に入れるために、異常な執着と身勝手な妄想を抱くストーカーの不気味や異常性というものが、実に良い存在感を…

 島田荘司 『ロシア幽霊軍艦事件』

実在する歴史上の人物や出来事を絡めて、壮大な謎解きを展開するという種の作品は数多くありますが、作中で広げられる風呂敷の大きさ、ハッタリのスケールでは、おそらく本作は群を抜いているのではないでしょうか。 自らロマノフ王朝の最後の皇女、アナスタ…