アリソンは双子の姉のアンに押し切られて、何日間か婚約者のデイヴィスに、アンが豊/胸/手術を受けていることを悟られないように姉に成り代わることになってしまいます。社交的で洗練されたアンとは異なり、男性とデートする機会もなかったアリソンは嫌々この頼みを引き受けることになってしまいますが、デイヴィスが紹介したスペンサーはアリソンが演じるアンに一目惚れしてしまいます。自分に対する気持ちを隠そうとしないスペンサーに心を乱されるアンですが、やがてそれはデイヴィスと姉との関係をも揺るがすおそれまで出て来て・・・。
何と言っても斬新なのは、双子の入れ替わりの動機が豊/胸/手術を受けるためという辺りでしょう。アンの「男だったら誰でも喜ぶ」という力説っぷりが素晴らしいです。
ストーリー的にはもうひと波乱あっても面白かったかもしれませんが、散々失敗しても婚約者が入れ替わっていても気が付かない上に、親友が彼女を口説いていることもまるで気付かないデイヴィスのヘタレっぷりなど、中々ポイントは高いです。
さらには最後まで謎めいていたスペンサーの職業は、見事に最後にオチをつけたといったところ。