お花見

お花見シーズンの鎌倉の混雑っぷりは相変わらずですが、今年は桜以外の花がやたらと早い気もするので、4月2日と10日に行ってきました。


2日のお目当ては、長谷の光則寺にある鎌倉市天然記念物の海棠(樹齢200年)。
ちょうど本堂の鎌倉彫の格天井も公開されていたので、そちらも見てきました。(4月の公開は終了しましたが、大抵年に2〜3回公開されるようです)
光則寺を思わせる、海棠や蓮、梅、桜、孔雀の羽などの図柄の鎌倉彫136枚、良いものを見せて頂きました。


海棠は、完全に満開になる前の、つぼみが残っている時期の方が色が濃くて可愛いと、昨年お寺の方が仰っていたのですが、今年はまさにその咲き具合。

それにしても、ソフトフォーカスレンズで金網越しの孔雀を撮ってどうする気だったんだろう自分。


10日は、北鎌倉の明月院スタート。
紫陽花の時期は人・人・人になる明月院ですが、この時期は意外にもすいていました。
石段の上の門を彩る枝垂れ桜。


餌箱があったりすることもあり、かなり近くまでタイワンリスがやって来ます。


紫陽花や紅葉の時期には人が多くて中々ゆっくり写真を撮ることが出来ない丸窓も、比較的空いていました。

ソフトフォーカスレンズで色々。




大町にある時宗教恩寺では、椿と桜の花びらが、鮮やかな苔の緑の上を彩っていました。

そして鎌倉で一番早く桜が咲いて、一番遅くまで紅葉を見ることが出来て、これまで普段はそれほど人が多かったことがない妙本寺。
桜の時期はさすがに普段より人が増えるようです。

妙本寺の海棠*1も「鎌倉三大海棠」のひとつに数えられ、光則寺よりはちょっと遅め。(桜は早いのに、他は遅いという不思議)
4月2日に立ち寄った時は↓こんな感じでしたが、10日になるとほぼ花が咲き切っていました。

境内に1本だけある御衣黄も咲き始めています。

ここでもソフトフォーカスレンズで色々。


*1:小林秀夫と中原中也が妙本寺の海棠のところで語り合ったと、小林秀夫の「中原中也の思いで」において記されています。