2011-09-29から1日間の記事一覧

2011年読了冊数:65 積読:10

きちんと随時カウントしていなかったので、読書メーターと照合して現在の積読本を整理しておきます。 とりあえず9月は13冊読了。ナンシー・アサートン 『ディミティおばさまと村の探偵 優しい幽霊6』 RHブックス・プラス J・B・スタンリー 『ダイエット・ク…

 初野晴 『初恋ソムリエ』

事件を解決するにつれてハルチカら吹奏楽部に関わる登場人物たちも増え、漠然とした目標だった「普門館」への具体的な道筋が示され始めた第2作。 ライトな掛け合いをする主人公たちのキャラクターに救われているとはいえ、各編で暴かれるものには苦さを含み…

 美奈川護 『超特急便ガール!!』

いざこざで大手商社を辞めて、バイク便の「ユーサービス」で、自らの足でもって荷物を届ける「ハンドキャリー」を担当する陶子ですが、消えると思っていた特殊能力はいまだ彼女と荷物をあちこちに飛ばします。陶子がそんな毎日にも慣れてきた頃、ユーサービ…

 望月守宮 『無貌伝 〜綺譚会の惨劇〜』

ヒトデナシと呼ばれる怪の無貌に顔を奪われた探偵の秋津の下で働く古村望は、秋津と並ぶ三探偵の一人である御堂八雲の主催する「綺譚会」に招待されます。そこで語られるのは、かつて秋津の助手であった相原が遭遇した足跡のない殺人現場の謎の物語を皮切り…

 P.G. ウッドハウス 『ジーヴズの事件簿―大胆不敵の巻』

前巻に輪を掛けて、周囲の個性的過ぎる登場人物たちのお陰で割を食うバーティと、機知で事態の収拾をさらりとしてしまう従僕のジーヴス。バーティの不憫さも一層極まれりですが、原因の9割である親友のビンゴが出ずっぱりの巻。

 P.G. ウッドハウス 『ジーヴズの事件簿―才智縦横の巻』

人好きのする性格の好青年ではあるけれども、いまひとつ冴えない青年のバーティ・ウースターには、鋭敏な頭脳を持つ従僕のジーヴスが仕えています。時折個性的過ぎるバーティの服装の好みのことで険悪になりながらもジーヴスは、惚れっぽくて調子の良い親友…