Nuclear Blastへ移籍第一弾にして、オランダのゴシック・メタル・バンドAfter Foreverの5thアルバム。
初のセルフタイトル・アルバムということで、これまでの集大成であり、明確にその音楽性を打ち出したアルバムと言えるでしょう。
初期の頃よりも、ゴシック・メタルからより正統派のメタルに近付き、ソプラノVo.のフロールのオペラスティックな迫力を備えた歌声と重厚感のあるサウンドが、非常にドラマティックな世界を作り出しています。
どこか陰鬱さを持った透明感を売りにしたフィメール・ゴシックとはまた異なり、疾走間と迫力に溢れたアルバム。