2018-03-14から1日間の記事一覧

2018年読了冊数:15

現在の積読:0 3週間ほど入院していましたが、3月12日、無事に退院して参りました。 常夏の病院内に引きこもっている間に、何だか冬は終わってしまったようです。体調はと言いますと、この先半年はコルセット付けた生活ですし(夏になったら地獄)、3か月…

 宮部みゆき 『鳩笛草』

幼い頃に両親を事故で亡くし、その記憶すら失った女性。一緒に暮らしていた祖母の死を契機に、住んでいた家を処分することになります。その際に、封印されたかのようなビデオテープを見つけます。そこに映っていたのは頭が痛いと泣きながら、撮影の時点では…

 恩田陸 『小説以外』

タイトル通り、著者の「小説以外」のエッセイや文庫の解説等を集めた1冊。 そこには、「作家」としての書き手ではなく、私たち読者と同じ読書好きな一個人の姿を見ることが出来ます。 映画や音楽、過ごした土地を語るなかにも、常に著者の読書体験がバックボ…

 梨木香歩 『西の魔女が死んだ』

周囲に馴染めず学校に行けなくなってしまった少女まい。ゆったりと自然のサイクルの中で生活するおばあちゃんと暮らすことになった彼女の魔女の修行の日々。「扱いにくい子」という母親の言葉や周囲に馴染めずに萎縮していた少女が、「西の魔女」だというお…

 浅葉なつ 『神様の御用人』

亡くなった祖父がやっていたという、神様の御用を聞く「御用人」という役割を引き受けることになった良彦。 狐の姿をした方位神の黄金とともに、神様たちの願いを叶えるために頭を悩ませます。社会人野球の選手であったものの、怪我で野球も職も失った良彦が…

 上橋菜穂子 『鹿の王 1〜4』

強大な力をもってアカファを併合した東乎留に最後まで激しく抵抗した勢力の生き残りの男であるヴァン。奴隷となって岩塩鉱に送られた彼の前に、突然黒い獣が襲いかかります。そして彼が高熱から覚めると、一人の幼子を残し、全ての人が死に絶えていました。…

 ジェフリー・ディーヴァー 『限界点 上下』

連邦機関の公にはなっていない組織で、危険に晒されている人物を警護するコルティは、かつて自分の師であった人を拷問の末に殺害したと呼ばれ、苦痛をもって情報を引き出すヘンリー・ラヴィングに狙われているらしい、警官の一家の安全を図る任務につきます…