2018年読了冊数:3

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ジェフリー・ディーヴァー 『ゴースト・スナイパー 上下』 文春文庫


常夏の国(病院)からやたらに寒い娑婆に戻ってきました。
ヒートテックのインナーとか冬物のパジャマとか要らなかったです。最強寒波も病院の中ではどこの世界の話?という感じで、むしろ暑いくらいでした。看護師さんたちは半袖でした。
よりにもよってあれだけ東京で雪景色が見えた日に病棟に軟禁状態とか、何だか取り返しのつかない大失敗した気になっていますが、病室からは富士山や某お寺の五重塔とか見えて、ちょっと得した気分でした。
望遠レンズ付けてカメラ持って行けば良かったと悔やんでいます。


さて。
ミエロ(脊椎に造影剤を流してレントゲンとCT撮影)検査と神経根ブロックの検査で入院してきたわけですが、まぁ自分でも思っても無かった(多分医者もそこまでは想像してなかったかもしれない)ことまで色々と分かってきました。
痛い痛いと散々脅されていた神経根ブロックは、割と呆気なく拍子抜けするくらいに終わりましたが、むしろその前日にやったミエロが辛かったです。
前回もそうでしたが、狭窄部分やら何やらに阻まれて、造影剤が中々流れず、こっちはいっそもう諦めて下さいと言いたくなるほどの状況で、担当医の方が苦心しながら何度もトライして流し込んでくれたので、そこそこ痛かったり苦しかったりという思いをはしました。お陰様で今回は、造影剤がせき止められて何も映らないという残念な結果にはならずに済みました。
でも割と地獄を見た感じです。

そして結論から言えば、私の病気はヘルニアではなく、「後縦靭帯骨化症」というものらしいです。
文字通り、本来骨でないものが骨に変成してしまい、それが脊椎の神経を圧迫したり流れを悪くしたりすることで、痛みや痺れ、麻痺が起こって、年と共に他の箇所も問題は出てくることになるようです。
難病指定されてる病気らしいですが、ぶっちゃけ症状的に言えばヘルニアとそう変わらないですし、10年20年経てばまぁ何もなくても体のどこかにガタがくるのは誰でもそうなんじゃないかくらいに思ってるので、難病とか言われてもそれほど深刻にはなっていなかったりします(苦笑)
本人的には雪の日に遊びに行けなかったことの方が嫌だったという程度ですんで。

とりあえず今回は、少なくとも2ヵ所の手術になるそうです。出来てしまった骨を削ったり、間接外して固定具入れたりと、そこそこ大変な手術にはなるようですが、その時は私は全身麻酔で寝てますんで、大変なのは執刀医の先生たちなんじゃないでしょうか。本当にゴメンナサイな気分です。
今回は一番酷かった時はともかく、その後は痛さ的には(距離はともかく)歩けないというほどではないとこに落ち着いているので、のんびり手術に備えようと思います。