西澤保彦 『方舟は冬の国へ』

方舟は冬の国へ (カッパノベルス)
西澤作品にしては異色なほど、読んでいて痛い部分の無い作品でした。
ひと夏の不思議な体験…とでも言うのでしょうか。
基本構造はSF、日常の謎系統のものをスパイス的に入れ、ラブストーリーであり、擬似家族の心の交流ものであり、といった感じです。
さらっと読めて、読後感も良いです。