紫陽花と菖蒲の季節

今年は順調に梅雨らしい梅雨というか、6月半ば時点でまだうんざりする猛暑になっていないで湿気でジメジメして蒸し暑い日もあるけれど、雨が降れば肌寒いという感じの季節になっています。

 

そんなわけで、この時期らしい風景を求めて。

 

まずは横須賀しょうぶ園。

横須賀しょうぶ園

小さな水車小屋としょうぶ田、まだ少し盛りには早かったですが紫陽花。

コロナ禍になってからしょうぶの時期に行っていなかったので、この風景も久しぶりでした。

今年はある程度感染状況も落ち着いてきたので、こういう「久しぶり」が季節ごとに巡ってくるようでちょっと嬉しいです。

↑は人を入れずに撮れましたが、混雑というほどではなくても実はそこそこ人は来ていたりします。

これだけ花が見ごろだとやはりそうなりますね。

菅笠に紺袴という格好で花がら摘みをする女性たち。

毎日のようにこうやって手入れをしてくれるから、これだけ見事な状態を保っていられるんでしょうね。

4月の末頃~5月初め頃にはこちらも毎年楽しみな藤棚をバックに。

物凄いボリュームで咲いている品種もあれば、まだもう少し先に咲く品種もあるので、結構長く楽しめそうです。

 

紫陽花も。園内で割と多く見かける墨田の花火。

少しブルーがかった花が涼し気。

 

そして久しぶりにソフトフォーカスレンズも持ち出してみました。

微妙に使い方忘れているというか、後日カメラの視度補正が狂っていたことに気付くまで、「何か最近ピント位置見えないなー」とか思いながら撮っていたのがコチラです。

この程度とはいえ良く撮れてたな…。

 

久しぶりの初夏の横須賀しょうぶ園、雨の季節が似合う菖蒲を堪能しました。

ということで次は「鎌倉」。

 

うっかり紫陽花の時期の鎌倉とか行っちゃうという暴挙を犯し、北鎌倉の駅の時点でエライ人の行列に恐れをなしてしまいまして、人の多い円覚寺明月院側へは近寄れず、線路を挟んで反対側を歩いていきました。

この川が明月院の方へと続いています。

あちら側はガチで行列。

 

そのまま建長寺を通り越して八幡宮の方へと向かうとこれまた人が多いので、亀ヶ谷坂の方へ。

ここも紫陽花が綺麗な道なんですよね。

今年はガクアジサイ以外の色とりどりの紫陽花のボリュームがちょっと寂し目でしたが、まだ盛りではなかったこともあるかもしれません。

終わりかけのユキノシタ

亀ヶ谷坂を抜けて鎌倉駅方面へと向かった後は、一条恵観山荘へ。

 

後陽成天皇の第九皇子であり、摂政・関白を二度務めた一条恵観の別邸を、昭和34年に京都から鎌倉へ移築した一条恵観山荘。

ここは滑川の上流部沿いというロケーションも素敵ですし、季節ごとの花手水も楽しめます。

そして紫陽花の時期の鎌倉にあって、割とゆっくり過ごせるという実に貴重なスポット。

この紫陽花の向こう側は滑川。

今年からお目見えしたのは、「アナベルの小径」。

それほど広くはない一角ですが、西洋紫陽花のアナベルが沢山咲いていました。

まだ緑の残る咲き始めのアナベルも綺麗。

意外にもヤマアジサイは少な目。

あちこちの花手水が鮮やか!

山荘をあしらった植え込みも可愛いです。

この植栽にあるように、もみじも多いので、秋はまた紅葉が楽しみです。

 

そんな感じで、駆け足なのか盛沢山なのか分からない梅雨の季節を満喫。

余力があったら紫陽花はもうちょっと行こうかな…と。

 

↑は自転車で通りがかった(というには程々に距離がある場所の)公園にて。