2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧

Reading Baton

…なるものが回ってまいりました。 ・お気に入りのテキストサイト(ブログ) ・今読んでいる本 ・好きな作家 ・よく読むまたは、思い入れのある本 ・この本は手放せません! ・次にバトンを渡すヒト3名 id:Wandererさんからバトンを頂きました。 以前からアンテ…

2005年読了冊数:39冊 積:6

有川浩 『海の底』

巨大ザリガニが横須賀に大挙して上陸し、人々を襲う。自衛隊の潜水艦には民間人の子ども13人と2人の自衛官が孤立して閉じ込められ――と、あらすじだけ見ると、B級パニック小説なのですが、一歩間違えれば陳腐すぎて馬鹿馬鹿しいこの物語は、驚くほどしっかり…

2005年読了冊数:38冊 積:7

貫井徳郎 『殺人症候群』

『失踪症候群』『誘拐症候群』(再読のためカウントせず) 症候群シリーズ三部作を続けて読みましたが、前二作、以前単品として読んだ時とはまた違った感慨が残りますね。 現代の必殺仕事人的なコンセプトで繰り広げられる物語ですが、その一作一作の中の事…

2005年読了冊数:37冊 積:8

有川浩 『海の底』 メディアワークス

『空の中』が面白かったので、こちらの新刊も買ってみました。帯を見る限りでは、前作とかぶる部分があるのですが、その辺マイナスの印象ではなく期待値にして積んでおきます。 [読了]貫井徳郎 『失踪症候群』(再読なのでカウントせず) [読書中]貫井徳郎 …

2005年読了冊数:37冊 積:7

西尾維新 『ネコソギラジカル (中) 赤き征裁VS.橙なる種』 講談社ノベルズ

「終わりの始まり」だった前巻に続いてテンポ良く展開される物語ですが、この先益々予想が付かなくなってしまったと言う感じです。相も変わらず作中では登場人物の命は軽くて、生死というものがこの上なく無意味化されているのではないかと勘繰ってしまうよ…

2005年読了冊数:36冊 積:8

恩田陸 『蒲公英草紙 常野物語』

恩田陸という作家は、ミステリもSFもファンタジーも、あるいは青春小説も何でもこなすところはあるのですが、そのどれもが「恩田陸」にしか書けない物語であり、ジャンルに関わらず「恩田作品」というくくりに入れてしまえるところがあるなと思います。 前作…

2005年読了冊数:35冊 積:9

3冊

恩田陸 『蒲公英草紙 常野物語』 集英社 西尾維新『ネコソギラジカル (中) 赤き征裁VS.橙なる種』 講談社ノベルズ 貫井徳郎『殺人症候群』 双葉文庫 久々に買いました。冊数は割とおとなしめで3冊。 『殺人症候群』は、文庫になるのを随分待っていました。…

2005年読了冊数:35冊 積:6

石持浅海 『扉は閉ざされたまま』

倒叙ものというと、どうしても平坦な展開という先入観が苦手意識になっている部分があるのですが、本書はその犯人と探偵役の微妙な関係が非常に良い緊張感を出していたように思います。とにかくラスト、この犯人と探偵役の駆け引きがこれまでには無い面白さ…

2005年読了冊数:34冊 積:7

鳥飼否宇 『中空』

著者のデビュー作ということで、それなりに力が入り過ぎたところも感じられますが、うれしいまでの本格テイストを最後まで楽しめた1冊。 一般社会とは断絶された山奥の村で、独特の文化を守り続ける小さなコミュニティという中で事件が起こり、村長の命令で…

2005年読了冊数:33冊 積:6

加納朋子 『てるてるあした』

『ささらさや』の姉妹編というか、続編的な読み方も楽しめた1冊。 やはり描写される心象風景の美しさ、優しさ、それに尽きると思います。 『ささらさや』では、サヤと幽霊の夫が中心にいたわけですが、今回は主人公は中学を卒業したばかりの照代と、彼女が…

2005年読了冊数:32冊 積:7

2冊

石持浅海 『扉は閉ざされたまま』 祥伝社ノン・ノベル 加納朋子 『てるてるあした』 幻冬舎