2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

2010年読了冊数:7 積読:2

1月は7冊読了。 あれ…?しょっぱなからスロースタート。

 有川浩 『キケン』

成南電気工科大学に入学して機研(機械制御研究部)に入部することになった本山と池谷をはじめとする一回生たちは、"成南大のユナ・ボマー上野"と、"苗字を一文字隠した大神"(大魔人)と称される二人の危険人物の二回生の先輩の下で、様々な行事にあたるこ…

2010年読了冊数:6 積読:2

 1冊

有川浩 『キケン』 新潮社

 フランク・シェッツィング 『黒のトイフェル 上/下』

印象的な赤毛から「狐」と呼ばれるコソ泥のヤコプは、彼が住むケルンの大聖堂の建築監督ゲーアハルト・モラートが、悪魔のような黒い影によって聖堂の足場から突き落とされる殺人の場面を目撃してしまいます。そして、そのことを告げた友人たちが殺され、殺…

2010年読了冊数:5 積読:3

 恩田陸 『私の家では何も起こらない』

大勢の子どもを攫ってきては、解体した肉を瓶詰めにしてキッチンの貯蔵庫に保存し、それを足の悪い主人に食べさせていた女。アップルパイが焼ける匂いが漂うキッチンで殺し合った姉妹。床下にいる他の者には見えない少女に語りかける、一人暮らしの年寄りを…

2010年読了冊数:4 積読:4

 1冊

恩田陸 『私の家では何も起こらない』 メディアファクトリー

 石崎幸二 『≠の殺人』

ヒラモリ電器の跡取り息子で石崎と同級生だった英一とその妻の招待で、女子校でミステリィ研の顧問をする石崎幸二は、人騒がせな女子高生たちに引き連れられて沖縄にある孤島、水波照島の保養所に訪れます。ですが、有名人らゲストの集う断崖の館のその保養…

2010年読了冊数:3 積読:4

今さらながら新年明けましておめでとうございます。 昨年末からあまり本を読めていませんでしたが、とりあえず年末年始含めてぼちぼち読んでいたのが3冊溜まっていたので、ぼちぼちまとめておこうということで。ともあれ本年も宜しくお願い致します。

 3冊

J・D・ロブ 『イブ&ローク22 この邪悪な街にも夜明けが』 ヴィレッジブックス フランク・シェッツシング 『黒のトイフェル 上/下』 ハヤカワ文庫

 道尾秀介 『球体の蛇』

17歳の高校生だった友彦は、両親の離婚によって親しかった隣家に世話になることになります。その家の主、家屋の害虫駆除の仕事をする乙太郎さんは、奥さんと長女サヨを火事原因として亡くしており、その死は友彦と残された次女のナオにも影を落としています…

 佐々木丸美 『罪灯』

冬都、春都、夏都、秋都の四人を主人公としたプロパビリティの犯罪を扱ったオムニバス。鼻持ちならない同級生を冬の湖の危険区域に誘導する冬都、画廊でのアルバイトをする春都が目撃した溺れる母娘、夏都が恨みのある相手を陥れる花火の夜、観光地で起こっ…

 三津田信三 『水魑の如き沈むもの』

奈良県の人里はなれた山里、波美地方の集落。そこで行なわれる「水魑様」を祀った祭事を見るために、作家の刀城言耶は編集者の祖父江偲を伴って集落を訪れます。四つの村からなる集落は、それぞれの村に神社があり、中でも一番の権勢を誇る水使神社には、何…