喬林知 『砂はマのつく途の先!』

砂は(マ)のつく途の先! (角川ビーンズ文庫 4-18)
 前作からある程度時間が経っているために、枝葉の部分でのストーリーはあまり覚えていなかったので、いまひとつついていけなかった部分はありますが、話の展開はそれほど進んでいないという印象。
 また、主人公視点のメインパートに加えて、時々別の場所で同時進行で起こっている展開を追うために挿入されるパートがあったりすることでの混乱や、シリーズの初期作品と比較しての勢いの断絶感も若干感じられます。
 如何せんここまでの話をちゃんと覚えていないために、少々分かりづらい部分があったのがつらいところですが、今度は次間までの間があまり空き過ぎないといいなと思います。