雨が降ってからそれほど経たないうちなのでどうかなとは思いましたが、チャレンジ。
鎌倉宮の方から歩いて、永福寺跡の横を通り、天園ハイキングコースへと行くルートに、鎌倉の紅葉谷と呼ばれる獅子舞があります。
永福寺跡は、奥州藤原氏の祟りを鎮めるために建てられた永福寺が室町時代に消失した跡地ですが、頼朝自らが庭石の位置まで直したという逸話が残っている鎌倉時代のこの辺りの大寺院だったそうで。
随分昔に通った時には、一面の原っぱだったのですが、ここを復元しようという計画があり、現在は土地の買収をかなりの部分終え、工事に入っています。
既に寺院の礎石等の復元はされ、来年くらいには、池の復元を終えて史跡公園になるらしいです。
永福寺跡を過ぎて、小さな橋を渡って進むと、東電の変電所があり、そこを超えると二階堂川の源流の沢沿いの道に入ります。
途中、木の丸太を何本か並べただけの橋があったり(腐りかけているのか、たわんで怖い・・・)、一気に秘境感が増してきます。
登り始めて割とすぐに、地面が一面イチョウの落ち葉で黄色く染まっている*1のが獅子舞。
私が行った時にはイチョウはほぼ終わり、紅葉はもう暫く楽しめる感じでした。
獅子舞から天園へと登る途中で、富士山がくっきり。
天園ハイキングコースに入ると、獅子舞までのように地面がぬかるんでいることはあまりなかったのですが、結構な傾斜の岩を、全く普段着の年配の方がひょうひょいと登って行くわ、最近流行りのトレイルランニングをしている人が走り抜けていくわ、揚句に途中鎖場まであるわという中、杖に頼っておっかなびっくりようやく上り下りしていたのは私です。鎖場は逆に腕力だけで登れるので楽でしたけど。
そんな感じで多分人の倍の時間かかって、殆どの人が利用している建長寺半僧坊側ではなく、明月院の方へ行く道へと降りて行きました*2。
明月院は毎年初夏と秋、本堂奥にある庭園の公開をしています。
丸窓から奥の庭園を臨むこの場所は写真スポットで、混む時はここに行列が出来ますが、私が行った時にはたまたまか、それほど人が並んでいたわけではなかったのでラッキー。
奥の庭園は、やはり紅葉が綺麗でした。
そんな感じで、ここで私のエネルギー切れ(というか、足が限界)だったので、北鎌倉の駅に出て帰りました。
来年行くことがあっても、多分獅子舞から引き返すか、瑞泉寺側に降りて来ると思います。