2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

2009年読了冊数:117 積読:3

 有川浩 『フリーター、家を買う。』

名の通った会社に入社したものの、会社に馴染めずに3ヶ月で退社。その後就職活動をしても上手く行かず、バイトも気に入らないことがあればすぐに辞めてしまう。そんな生活を半年もしていた誠治ですが、ある日突然母親が重度のうつ病になったことが分かり、…

2009年読了冊数:116 積読:4

 J・D・ロブ 『幼子は悲しみの波間に イヴ&ローク21』 ヴィレッジブックス

夜中に飲み物を飲むため、階下にこっそりと降りたがため、9歳の少女ニクシーは家族の喉を切り裂いて行った殺人犯たちの魔の手を逃れます。ですが、犯罪の証人となってしまった彼女は心に深い傷を負います。現場捜査中にニクシーを発見したイブは、彼女を児…

2009年読了冊数:115 積読:5

 3冊

有川浩 『フリーター、家を買う。』 幻冬舎 伊坂幸太郎 『あるキング』 徳間書店 米澤穂信 『追想五断章』 集英社

 神林長平 『敵は海賊・短篇版』

行方不明になった叔父を探すが、警察も他の住人も、「そんな人物は最初からいなかった」と言うのだと訴える少女の話に、海賊課の刑事のラテルと黒猫型宇宙人のアプロは、背後に海賊の影を感じます(『敵は海賊』)。 仕事のために船に乗せた一人の男に惹かれ…

2009年読了冊数:114 積読:3

 東川篤哉 『ここに死体を捨てないでください!』

突然アパートに侵入してきた見知らぬ女を殺してしまったと、妹からの電話を受けた香織は、普段自分を頼ってくることのない妹を姉として助けるチャンスだと決意し、アパートにある死体を始末しに行きます。途中で鉄男という男を巻き込んで、山田慶子という名…

2009年読了冊数:113 積読:4

 3冊

東川篤哉 『ここに死体を捨てないでください』 光文社 神林長平 『敵は海賊 短篇版』 ハヤカワ文庫 J・D・ロブ 『幼子は悲しみの波間に イヴ&ローク21』 ヴィレッジブックス

 菊池勇生 『螺旋に回転する世界』

連続バラバラ殺人事件の被害者となってしまった妻を喪い、失意の日々を過ごす健二の携帯電話に、死んだはずの妻の響子からの電話がかかります。その電話は、まだ彼女の生きているパラレル世界から繋がったものであることが分かりますが、そちらの響子にも連…

 アダム・ファウアー 『数学的にありえない 上/下』

確率からいって負けるはずがないと踏んだギャンブルで負けて、1万1千ドルの借金を負った数学者のケインは、癲癇の発作に倒れます。そして、その治療の過程で備わったある能力によってケインは、政府機関から負われることになります。ケインは、彼を助けた…

2009年読了冊数:110 積読:4

12日〜14日まで京都へ旅行していました。 暑さと動きすぎの疲れをまだ引き摺ってはいますが、そろそろペースを戻したいところ。 比叡山の夜間特別拝観は、この時期だけのことでしたし、多分今回を逃すと二度と行く機会もなくなるのでは…ということで、若干体…

 歌野晶午 『密室殺人ゲーム2.0』

ネット上に集うミステリマニアの「頭狂人」「044APD」「aXe」「ザンギャ君」「伴道全教授」らは、実際に自分が殺人を犯し、その謎解きをメンバーに提示する「殺人ゲーム」を繰り広げます。密室殺人、アリバイトリック、雪密室。これらを題材にした殺人ゲーム…

2009年読了冊数:109 積読:5

 北村薫 『語り女たち』

夢想家の男が海辺の街に借りた小部屋に、次々と訪れた女たちが語るとりとめもない物語を綴った、全17編の掌編集。 隙のない文章で綴られるそれぞれの物語は、語り手たるそれぞれの物語の主人公たる女性を通して、話を聞いている男と同様、読者にもノスタルジ…

2009年読了冊数:108 積読:6

 3冊

アダム・ファウアー 『数学的にありえない 上/下』 文春文庫 歌野晶午 『密室殺人ゲーム2.0』 講談社ノベルズ

 フランク・シェッツィング 『深海のYrr 上/中/下』

海洋生物学者のヨハンソンは、石油会社で海洋プラント施設を建造する際に発見されたというゴカイの分析を頼まれます。一方、カナダでホエール・ウォッチングを催行している会社に勤めるクジラの研究者のアナワクは、突然船を襲い始めたクジラやオルカのこと…

2009年読了冊数:105 積読:6

 ジル・チャーチル 『風の向くまま』

1931年の世界恐慌を機に、上流階級の豊かな生活から一気にどん底を味わったリリーと兄のロバートは、資産家だった彼らの大伯父の死と、その遺産相続人になっていたことを知らされます。弁護士のプリニー氏によれば、リリーとロバートが10年間田舎町にある屋…

2009年読了冊数:104 積読:7

 5冊

フランク・シェッツィング 『深海のYrr 上/中/下』 ハヤカワ文庫 北村薫 『語り女たち』 新潮社 菊地勇生 『螺旋に回転する世界』 小学館

 石持浅海 『人柱はミイラと出会う』

アメリカから日本の大学院へ留学してきているリリー・メイスは、ホームステイ先の大学院生の慶子とともに、橋の架け替え工事の現場で、とある光景に出会います。慶子によればそれは、日本のごく一般的な儀式であり、そこにいる白装束を着た男性は「人柱」で…