2007-01-01から1年間の記事一覧

 3冊

道尾秀介 『背の目 上/下』 幻冬舎文庫 西尾維新 『不気味で素朴な囲われた世界』 講談社ノベルス

 米澤穂信 『遠まわりする雛』 

『氷菓』に始まる古典部シリーズの短編集であり、古典部入部から間もない時期から、翌年の春までの1年あまりを時系列に従って描いた作品集。 『やるべきことなら手短に』『大罪を犯す』『正体見たり』『心あたりある者は』『あきましておめでとう』『手作り…

2007年読了冊数:172冊 積読:1冊

三連休、昨日はスペイン国立バレエ団の公演に出かけたので、今日も半日だらだらと過ごしていました。 そして気付けば積読はまた残り1冊。

 都筑道夫 『退職刑事1』

刑事を退職し、息子たちの中で唯一自分と同じ刑事になった主人公の元へ顔を出しては、かつての現役生活で味わった空気を感じ、そして息子の語る事件の顛末を聞くと、その話の中から真実を見つけ出す安楽椅子探偵のシリーズ。「写真うつりのよい女」「妻妾同…

2007年読了冊数:171冊 積読:2冊

そんなわけで、今更というか、今まで読んでいなかった退職刑事を購入。

 2冊

都築道夫 『退職刑事1』 創元推理文庫 米澤穂信 『遠まわりする雛』 角川書店

 西澤保彦 『パズラー 謎と論理のエンタテインメント』

『蓮華の花』 同窓会に出席するために20年ぶりに帰郷した男は、昔彼に好意を寄せていたという女性が彼に会いたがっているという話を聞かされます。ですが、彼の記憶ではその女生徒は、大学の頃に交通事故で死んでいるはずでした。 『卵が割れた後で』 アメリ…

2007年読了冊数:170冊 積読:1冊

 有栖川有栖 『女王国の城』

アリスら大学の推理小説研究会のメンバー達は、新興宗教団体<人類協会>が拠点にしている神倉という土地へ、何やら事情があって来たらしい先輩の江神を探しに訪れます。名のある建築家によって建てられた、<城>と呼ばれる<人類協会>の本部にいた江神と…

2007年読了冊数:169冊 積読:2冊

9月は10冊読了。 相変わらずペース上がりません。

 2冊

有栖川有栖 『女王国の城』 東京創元社 西澤保彦 『パズラー 謎と論理のエンタテインメント』 集英社文庫

 ジェイン・アン・クレンツ 『緑の瞳のアマリリス』

惑星セント・ヘレンズの入植者たちには、レベル10までの様々な超能力者と、その能力を発揮させるための補助能力者「プリズム」が存在しています。そして能力者を補助するその「プリズム」として、アマリリスは並外れた能力を持つトレント社の社長ルーカスと…

2007年読了冊数:168冊 積読:1冊

久々に1日に2冊。 今週は何冊か買う本もありそうなので、積読リセットは出来るかどうか微妙なところ。どうでも良いことながら、購入時にブラックペアンの出版社を書き忘れたので、さり気に読了記事内に記載。

リンダ・ハワード 『美しい標的』

新技術を持つ小さな会社の買収のため、スペンサー・ナイル社の社長の片腕の一人であるマックスは、相手会社の秘書のクレアに接近します。仕事とは別の次元でクレアを手に入れたいと望むマックスですが、かつて上手く行かなかった結婚生活の末に、流産までし…

 海堂尊 『ブラックペアン1988』 講談社

1988年5月、東城大学医学部付属病院の外科に講師としてやってきた高階は、「日本の外科手術を変える」新兵器としてある機器を強引に導入します。外科の新人である世良は佐伯教授の指導の下、高階の助手として手術に入ります。ですが、新任講師の高階と佐伯教…

2007年読了冊数:166冊 積読:3冊

今月もあと一週間ほど。

 海堂尊 『ブラックペアン1988』

今回もチーム・バチスタの関連作。

 マークース・ズーサック 『本泥棒』

ナチス政権下のドイツ、字を読むことすら出来なかった少女リーゼル・メミンガーが、何かに引き寄せられるように最初に本を盗んだのは、彼女が9歳の時、弟の葬儀の後でした。その後リーゼルは実母と別れ、ミュンヘン郊外の町モルキングのヒンメル(天国)通り…

2007年読了冊数:165冊 積読:3冊

1冊読んで1冊買ったので、積読数に変化は無し。

1冊

マークース・ズーサック 『本泥棒』 早川書房 『メッセージ』が面白かったので、それなりに気になっていた作家。 (メッセージ:http://d.hatena.ne.jp/JACK/20060130/p1)

 北山猛邦 『アルファベット荘事件』

売れない役者の未衣子は、劇団の先輩で看板女優の美久月と、事件にしか興味のない探偵のディの三人で、岩手にある「アルファベット荘」に招かれます。ですが、敷地内に奇妙なアルファベットのオブジェの置かれたこの館で、ゲストを出迎えるべき主人はおらず…

2007年読了冊数:164冊 積読:3冊

 雪乃紗衣 『彩雲国物語 白虹は天をめざす』

キャラクター小説であるところのライトノベルで、ある程度長編シリーズとして認知されると陥りがちなことではあるのでしょうが、多過ぎる登場人物一人一人の「キャラクターを立たせる」ために物語を拡散させ過ぎ、結果として全体の視点からは焦点がぼやけた…

 2冊

ジェイン・アン・クレンツ 『緑の瞳のアマリリス』 ハヤカワ文庫 リンダ・ハワード 『美しい標的』 MIRA文庫

2007年読了冊数:163冊 積読:1冊

そろそろ何か買おうと思いつつ、借りてる本はあるにはあるので、積読冊数が減っても、それほど切羽詰って「何が何でも買わないと」というほどのインセンティブには至らなかったり。

 パーネル・ホール 『絞殺魔に会いたい』

ローゼンバーグ・アンド・ストーン法律事務所の雇われ調査員をするスタンリー・ヘイスティングスは、仕事で向かった先で立て続けに依頼人が絞殺されているという事態に陥ります。事件の担当になったクラークは、あからさまにスタンリーを疑っており、見当外れ…

2007年読了冊数:162冊 積読:2冊

9月も半ばなのに夏真っ盛りの暑さ。

 米澤穂信 『インシテミル』

時給1120百円也――時給1120円の誤植ではなく、11万2千円。ある「実験」のために集められた参加者たちには、7日間24時間この時給が払われ、尚且つ特定の条件を満たせば破格のボーナスまで出されるというあやしげなアルバイトに、大学生の結城理久彦は車を買う…

2007年読了冊数:161冊 積読:3冊

只今台風接近中。

 アリス・キンバリー 『ミステリ書店3 幽霊探偵とポーの呪い』

伯母と共同経営でミステリ書店を営むペネロピーは、伯母の古い知人であるピーター・チェスリーが売りたいという稀覯本を引き取りにチェスリーの住む屋敷まで出向きます。ですが、ペネロピーが蔵書を受け取った直後、足が悪くて二階には上がらないはずのチェ…