2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

2012年読了冊数:10 積読:4

ねじまき少女の上巻は読み終わっているので、本当は積読は3冊。 下巻を買って読み終えたら計上します。

 ジョン・ディクスン・カー 『火刑法廷 [新訳版]』

編集者のエドワードは、実際に起こった殺人事件の実録裁判をもとに小説化された、人気作家のゴーダン・クロスの原稿に添えられた、毒殺魔のブランヴィリエ侯爵夫人マリー・ドプレーの写真が、妻のマリーに瓜二つであることに衝撃を受けます。そんな中でエド…

 IN FLAMES "Sounds of a Playground Fading"(2011)

スウェーデン産メロデスIN FLAMESの10th。 バンド創設時からのメンバーで、これまでIN FLAMES の中心的存在だったイエスパーが脱退し、オリジナルメンバーが全ていなくなっての最初の1枚となっています。 評判がイマイチだった前作と比べると、Vo.のアンダ…

2012年読了冊数:9 積読:5

スウェーデンのゴシック/ドゥームメタル・バンドのDraconianの女性Vo.のリサが脱退とのこと。 地を這う獣の咆哮を思わせる男性デスVo.と、天上から降り注ぐような浮遊感のある女性Vo.とのツインVo.が、その世界観を作りだす上で大きなものであったことを思う…

 キャサリンコールター 『幻影』

3年前に失踪し、もう彼女は死んでいるものと心の中では諦めていた妻かもしれない女性が目撃され、保安官のディックスは動揺しながらも女性が目撃されたサンフランシスコへと向かいます。そして奇しくも同じサンフランシスコでは、半年前に殺された有名な霊能…

 キャサリンコールター 『失踪』

休暇を利用して、南北戦争時代の財宝が隠されている洞窟への探検をしていたFBI捜査官のルースは、洞窟の中で意識を失い、森の中で保安官のディックスに助けられます。一時的に記憶を失い自分自身のことすら思い出せなくなったルースは、ディックスと二人の息…

2012年読了冊数:7 積読:7

油断していると、結構また感想溜めてました。 あと読了している本が2冊、それから昨年出たIN FLAMES のCDの感想とかあります。

 有川浩 『ほっと、ゆず』

入浴剤付きの32p小冊子。 父の田舎で、昔は当たり前のように手にしていたゆずの香りに、遠ざかった故郷への思いと、学生時代からの「友達」である彼への複雑な想いを乗せて語る主人公の心情が綴られる掌編。 32pという短い中に、主人公の女性の郷愁や、言…

 畠中恵 『アイスクリン強し』

明治の世になり、江戸が東京に変わって二十年と少し。外国人居留地で育った真次郎は、西洋菓子屋の風琴屋を開き、やがて店を軌道に乗せる日を夢見て日本ではまだ珍しい様々な西洋菓子を作ります。ある時真次郎の親友で、かつては幕臣だったために、維新で禄…

2012年読了冊数:5 積読:8

本当はあと1冊、ねじまき少女も読み終えてはいますが、下巻を買って読了後にまとめてということで。

 近藤史恵 『モップの魔女は呪文を知ってる』

スポーツクラブで働く青年は、仕事を終えた深夜に清掃員の仕事をしにきたキリコと出会います。最近プールで起きた不可思議な火傷の事件のことを話すと、キリコは事件が再び起こるかもしれないと不吉なことを言います(『水の中の悪意』)。 実家から離れて入…

2012年読了冊数:4 積読:9

 4冊

キャサリン・コールター 『失踪』 二見文庫 キャサリン・コールター 『幻影』 二見文庫 近藤史恵 『モップの魔女は呪文を知ってる』 実業日本社文庫 畠中恵 『アイスクリン強し』 講談社文庫

 真梨幸子 『ふたり狂い』

人気女性作家が女性誌で連載している小説「あなたの愛へ」で、著者を思わせる主人公との恋愛を繰り広げる、自分と同姓同名の登場人物が自分のことではないかと思いこんだ男が、思い余って女性作家を刺してしまいます。その裁判に訪れた女性、犯人が働いてい…

2012年読了冊数:3 積読:6

 北山猛邦 『猫柳十一弦の後悔 不可能犯罪定数』

探偵助手を育成することを目的にした大学のゼミで、第一次志望も第二次志望も通らなかった君橋と月々の二人は、名前を聞いたことすらない猫柳という探偵のゼミに入ることになります。ですが現れた猫柳探偵は、事件の解決経験もない頼りなさげな若い女性でし…

2012年読了冊数:2 積読:7

 綾辻行人 『奇面館の殺人』

ミステリ作家の鹿谷門美は、自分と瓜二つの怪奇幻想小説作家の日向京助に頼まれ、これまでに自身が関わることになった事件の舞台を建築したのと同じ建築家の中村青司の「奇面館」での集まりに、日向のふりをして参加することになります。館の初代当主が集め…

2012年読了冊数:1 積読:7

今さらですが明けましておめでとうございます。 正月は羽田の七福稲荷と深川の七福神を巡ってきました。結構楽しかったです。 このブログでの目標としては、今年はもうちょっとちゃんと読書がしたいということは勿論、読み終えたら感想をまとめるのを溜めな…

 恒川光太郎 『金色の獣、彼方に向かう』

鎌倉時代、対馬に生まれた少年が才を見出されて宋の商人の下で養子になるものの、蒙古族の元の侵攻を機に、大きく運命の変わる物語。山奥にある小さな店に現れ、突然長期に逗留を始めた若い女の語った「風天穴参り」をするために彷徨う集団の物語。列車に乗…