2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

2008年読了冊数:16 積読:3冊

今月は多分ここで打ち止め。 1月は16冊。 去年のこの時期は冊数だけなら倍くらいという物凄い勢いで読んでいましたが、通常ペースだとやはりこのくらいがいいところのようです。

 有川浩 『阪急電車』

宝塚駅から西宮北口駅を繋ぐ今津線。片道15分のこの阪急電車に乗り合わせたことで、何人かの乗客の人生に小さな岐路が訪れます。図書館で見かけた気になる女性と、窓の外に見えた文字を切欠に会話を始める征志。結婚寸前で相手に自分にくっついていたような…

2008年読了冊数:15 積読:4冊

 2冊

有川浩 『阪急電車』 幻冬舎 法月綸太郎 『犯罪ホロスコープ? 六人の女王の問題』 カッパノベルズ

 道尾秀介 『ラットマン』

子ども時代に姉の「事故死」を強烈に刻み込まれた姫川は、長年の疑惑を心に秘めたまま大人になります。そして、姫川が高校時代の仲間と14年間も続けていたアマチュアロックバンドメンバーでもあった恋人のひかりはバンドを辞め、後任はその妹の桂に変わり、…

2008年読了冊数:14 積読:3冊

1冊読んで1冊買ったので積んでる数に変化なし。

 1冊

道尾秀介 『ラットマン』 光文社

 ギルバート・アデア 『ロジャー・マーガトロイドのしわざ』

クリスマスにロジャー・フォークス大佐の屋敷に滞在していた人々は、フォークス邸の内側から鍵の掛かった屋根裏部屋で、滞在客の一人レイモンド・ジェントリーが銃殺されているのを発見します。吹雪のために警察を呼ぶことも出来ずにいたフォークス大佐は、…

2008年読了冊数:13 積読:3冊

 2冊

ギルバート・アデア 『ロジャー・マーガトロイドのしわざ』早川書房 コリン・ホルト・ソーヤー 『老人たちの生活と推理』 創元推理文庫

 海堂尊 『医学のたまご』

桜宮のごく普通の少年である曽根崎薫は、ひょんなことから文部科学省のプロジェクトで、中学生として義務教育を受ける傍らで東城大学の医学部にも籍を置いて研究をすることになってしまいます。医学どころか英語の成績も良くない薫ですが、天才中学生として…

2008年読了冊数:12 積読:2冊

桜庭一樹の『私の男』、多分「買い」なんだろうと去年からずっと思ってはいましたが、テーマがアレなので今ひとつ手を伸ばしかねています。 いっそ直木賞の帯が付いた記念に買うというのも一つの手ではあるのかもしれませんが。

 1冊

海堂尊 『医学のたまご』 理論社ミステリーYA!

 カール・ハイアセン 『ストリップ・ティーズ 上/下』

娘の親権を別れた夫と争っており、そのための弁護士費用を稼ぐためにストリップダンサーとして踊るエリンですが、ある晩彼女に抱きついた男に対して、酔った男が暴力を振るいます。この騒ぎの加害者が選挙を控えた下院議員であったこと、そしてエリンに思い…

2008年読了冊数:10 積読:3冊

 金蓮花 『銀朱の花月の庭 2 』

シルヴィアナの王族でありながら学者として遊学していた際に知り合った橘姫と駆け落ちを果たしたマコードですが、自身の持つ「聖痕」がマコードの国で持つ意味を知った彼女は姿を消します。 前作と本作との間にあるブランクそのものは気になりませんが、登場…

 クリスティアーネ・マルティーニ 『猫探偵カルーソー』

ヴェネツィアの街の中、運河に浮かぶゴンドラの中で血塗れになった人間の男の死体が発見されます。この報せをいち早く聞いたボス猫のカルーソーは、殺人犯が街を跋扈することでヴェネツィアに観光客が減り、結果として自分たち猫の快適な住環境が損なわれる…

2008年読了冊数:8 積読:4冊

そういえば去年のこの時期に出た「メフィスト賞」「有栖川有栖推薦」で大きな地雷を踏んだのを思い出しました。

 汀こるもの 『パラダイス・クローズド THANATOS』

周囲の人間を死に巻き込む"死神体質"で魚マニアの引き篭もりニートでもある美樹と、それを収拾すべく存在する探偵体質の真樹の双子の美少年。警視庁から彼らを警護するべく派遣されている高槻は、双子と共にミステリ作家の所有する孤島の館に向かいます。そ…

2008年読了冊数:7 積読:5冊

『ストリップ・ティーズ』はデミ・ムーア主演の映画の原作だったんですね。 こちらは現在絶版っぽかったので古本で入手。

3冊

カール・ハイアセン 『ストリップ・ティーズ 上/下』 扶桑社ミステリー パーネル・ホール 『依頼人がほしい』 ハヤカワ文庫

 高田崇史 『QED 諏訪の神霊』

毎回死者や負傷者を出す御柱祭、それとともに75頭の鹿の頭を捧げる御頭祭などの血生臭い神事の伝えられる諏訪大社にまつわる謎を追い、タタルこと桑原崇と棚旗奈々は諏訪へと向かいます。そこで待っていたのはタタルの中学時代の同級生の鴨志田と、かつての…

2008年読了冊数:6 積読:3冊

昨日は映画AVP2エイリアンズVSプレデターを観に行っていたので読書は無し。 エイリアンが好き、プレデターが好き、という向きには十分楽しめる内容ですが、一般に広く薦められるものではないようです。 話題の新種のエイリアン、「プレデリアン」とプレデタ…

 レスリー・メイヤー 『メールオーダーはできません』

通販会社の電話受付のオペレーターの仕事をしている主婦のルーシーは、ある晩休憩に外へ出た際に、地元の名士でもある会社経営者のサム・ミラーが彼の車の中で死んでいるのを発見してしまいます。主婦としてクリスマスの準備に奔走する傍ら、事件にどんどん…

2008年読了冊数:5 積読:4冊

昨年の積み残しはこれで消化。 なのでとりあえず4冊ほど買ってきました。

クリスティアーネ・マルティーニ 『猫探偵カルーソー』 扶桑社海外文庫 レスリー・メイヤー 『メールオーダーはできません』 創元推理文庫 高田崇史 『QED 諏訪の神霊』 講談社ノベルズ 汀こるもの 『パラダイス・クローズド』 講談社ノベルズ

 カール・ハイアセン 『復讐はお好き?』

2年目の結婚記念日、洋上の客船から夫に突き落とされて殺されかけたジョーイは、自分を殺そうとした夫への復讐を誓います。愛する妻を突然失って悲嘆に暮れる夫を演じる反面、早々とジョーイの持ち物を処分した家に浮気相手の女を連れ込む夫のチャズは何故…

2008年読了冊数:4 積読:0冊(2007繰越:1冊)

借りた本と買ってすぐ読んだ本なので積読冊数に変化なし。

 喬林知 『砂はマのつく途の先!』

前作からある程度時間が経っているために、枝葉の部分でのストーリーはあまり覚えていなかったので、いまひとつついていけなかった部分はありますが、話の展開はそれほど進んでいないという印象。 また、主人公視点のメインパートに加えて、時々別の場所で同…

 ジェイン A.クレンツ 『黄昏に眠る記憶』

過去の事件のあった部屋の壁から、暴力や恐怖の記憶を感じ取ってしまうインテリア・コーディネーターのゾーイは、新たに顧客となった男の寝室の壁から不吉なものを感じます。別れた妻が持っていったと言うベッド、不自然に塗り替えられた壁などから、その男…